うらがみらいぶらり

チラシの裏のアーカイブ

新卒入社の会社を退職してから1ヶ月経った日記

 マハーロー! 転職してから早くも1ヶ月が経とうとしている。マジか。そして少し前に「転職日記書くわ」みたいに言ってたけど、まぁやるやる詐欺になっている。

 というのも前職最終日は調子に乗って昼から酒付きのランチをかましたりして遊び呆けたし、翌日の初出勤日はやることがアホみたいに多かったのでどうしようもなかったわけである。その翌週からは現場出向であり、毎週マジであわただしく過ぎている。

 そう、職種やら業態やらは変わっていない。変わっていないのだが、「同じおしごとなのにここまで快適で楽しくなるのか」と戦慄している。前職も悪くなかったと思うのだけれども、現職は今のところ便利すぎるし、楽しい。その反動も見込まれるのだけれども、まぁそれはそれとして、である。

 というわけで、ちゃんとしたTipsにする気はまるで起きないので、さらっと近況報告みたいなものにする。まるで都会に出てきた田舎者の日記みたいになってしまったことはご容赦いただきたい。

 こうしたものしか書けなくなってるあたり、見事なまでのブログ不精である。

 

前職について

 ダラダラと書いても仕方ないので箇条書きでまとめてみる。

  • 横浜にある会社。自分は東京生まれ東京育ちであり、本社勤務のときは1時間以上かけて通勤していた。今となってはアホである。
  • 会社自体はアホみたいにゆるゆるだった。当時の先輩の言葉を借りれば「動物園」。
  • そこそこ社歴はあるが、未だに中小の域を出ない。20~30人という従業員数を鑑みれば、「零細」といっても差し支えない。
  • なんか自前でサービスをこしらえたりしていたが、基本的にはSES。僕も最終的に派遣ドカタ組であった。
  • ここに新卒として入って、5年近く在籍し、1月末に退職した。

 と、まぁちっこいけど比較的真っ当な感じではあった。残業代も休日出勤手当ても代休も出たしね。それでも「やめるか~」と思った理由は以下になる。

  • 出向先の現場がドがつくほどおカタすぎてつまらなくなった。具体的に言うとN○Tっていうんですけど。
  • 若者があまりいなかった。社内の先輩友人が少ないことは問題ないんだけど、おかげでいわゆる中間層がまるでいないのがちょっとアレだった。
  • なにより給料がとぼしい。結局手取りが20万に届かないまま終わったし、仕事の内容的には「もっともらっていい」という評価が100%みたいな状況。

 そんなこんなだったので、「悪くはないけどもっといいとこあるだろうな」という意図から職を転する決意を固めた。一段上に成長するため、そして稼ぎを増やすために、1.5人月のテンカツ!を実行した次第である。

 

新天地は華やかだった

 そうして紆余曲折を経て決まった現職、具体的に言うのもはばかられるのでぼやかすと、「渋谷のイケイケベンチャー」である。

 それはもう華やかだった。なにより社内の平均年齢がアホみたいに下がってる。50過ぎた枯れオッサンがほぼ見当たらない。そこに不安感も抱くあたり、自分がいた環境とはそういうものなんだ、という自覚を得た。

 そして社員数が圧倒的にデカい。一部署だけで前職の総社員数は優に超えていそうだ。初日に社内を探検したものの、あまりの人の奔流にめまいすらおぼえた。「前職は小寄りの中小だったんだぁ」という結論。そのごく一部に過ぎない、という事実は、個人的にはちょうどいいと感じている。

 とはいえ、前職に続いての派遣マンなので、社内には一日しかおらず、翌週にはより自宅から近い現場に赴いた。しかしこちらはこちらでやはり社内が若く、人も多く、なにより空気感が前職のそれに近いという様相で、妙に居心地がよかった。エンジニア天国って感じである。

 という感じなので、すでに(表層的な)環境面では「転職大成功」だと感じた。給与も目下手取りは20万を超えてくると見込んでるので、ウジウジ悩むくらいなら会社を変えてしまうのは大正解と感じている。どうせIT業界は売り手市場である。

 

転職して気づいたことがら

 新しい職場は、はっきり言ってしまえばモダンである。なぜこんなこと言うかといえば、前職はやや古い~ド古いで動きようがなかったからである。「一周遅れ」という表現がちょうどいいだろうか。

 得られた気づきも多い。以下に羅列してみよう。

 

①Slackはほんとうにありがたい

 自社も派遣先もSlackは共通文化である。仕事のやりとりの多くはSlackで行われるし、ささいな会話や飲みの誘い、部活のたぐいもSlackで展開されている。前職? いってもViber止まりだったかな。

 Slackはマジで使いやすい。特にエンジニアには。エンジニアの大半は口頭コミュニケーションにかける消費コストが高めに設定されていて、具体的には「人見知り」で「口下手」である。見知ったチームメイトに話しかけるだけでも億劫な時がある。このハードルを乗り越えられないとアツアツのバグが数ヶ月後にお出しされ、うっかり乗り越えるとモンスターになる可能性が高い。

 だがSlackならばテキスト入力して送信でいい。そこに返事がつけば解決する。そして、ちょっとしたリアクションにはスタンプで返せる。このスタンプという文明は、シャイで根暗な自分には火打ち石のように便利で画期的だった。

 こんな便利なツールがあるもんだと心底感心した次第だ。ツール連携によって、Gitの更新状況とかも逐次流れてくるのも、便利ですよね。

 

②GitとLGTM文化

 来し方5年ほどITドカタをしてきたけど、Gitに触れたのはこの職場からだった。

 クローン……プッシュ……プル・リクエスト……様々な未知との遭遇に恐れおののき、全身がオンナノコになったことをおぼえているが、これをちょっと乗り越えると「あれ?めっちゃ便利だぞこれ?」と気づいた。もうSVN+WinMergeで差分確認をする必要はないのだ。

 それとあわせて「LGTM」とかいう文明にも遭遇した。いまはやりのL・B・G・Tの親戚か? とおもったが、どうやらちがうらしい。

https://lgtmoon.herokuapp.com/images/10298

 こういうことらしい。これがレビューのたびに飛び交っている(全部倖田來未という意味ではない)。

 これがガチ新鮮すぎて、「あっ、そんなフランクでよいのか」というカルチャーショックがもたらされた。最終的にレビュー工程の親玉にされ、「Rv指摘無し。」と殺風景なGOサインばかり出していた身としては、なんとも心があたたまる文化だと感じた。

 このLGTM画像のレパートリーだけでも、担当者の人となりがうかがえるのでおもしろい。

 

③インターネットくらい好きにさせろ

 前職で最後にいた現場はそれはもう社内からのインターネット利用がキビシ=スギだった。具体的に言えば、僕はhttps接続権利が与えられていなかった。

 「スマホ持ち込み禁止」みたいなところもあるので、まだアイフォーンを常に傍らに置けるのは有情だったけども、それでもスマッホンの画面である。やっぱり小さいし、コピペができねえ。息抜きインターネットもできない。「私的利用はするな」とはいうけども、「息抜きができない人間の生産性は下がる」と知らないんです!?と昭和ピーポーを説得しようと思ったけど、思っただけでやめた。この職業、どう転んでも調べ物が多いし、これを縛る行為は正直悪手だと思う。

 いまの現場は縛るものがなにもない。httpsに縛られなくたっていいんっすよ琥珀さん。おかげで現場入り最大の関門「ローカルルールまみれの環境構築」もすんなり突破できた。そして不思議と、トイレや喫煙室に20分たてこもることはなくなった。仕事は日々、波乱とともに快適に進行している。

 

居場所を変える方がずっとマシ

 この1ヶ月、ずいぶんとあわただしくも楽しく仕事ができている。おかげで1ヶ月があっという間だ。こんなにあっというまに日がすぎるのはひさびさだった。

 こういうことを言うと、「もといた場所を変革することがね~」みたいなご講説も飛んでくるかもしれないが、イヤ無理。マジで無理。

 半径85cmのことがらなら改善できるけど、腰の重い、白髪交じりの上層部はマジで絶対にボトムアップで変わらない。いわんやお給料のお話とかしたって「まぁがんばってねぇ~」といなされて終わりである。Gitの導入とかもまぁ無理でしょうと。「VSSってなんスか……?」と新入りがおびえる現状はそうそう変わらない。

 ぶっちゃけ、前職最後の一年は妙に上からの評価が高まり、辞意を表明した時はまぁまぁ引き止めがあった。穏便に済ませたかったので丁寧に理由を話し、幸いにも露骨な引き止め交渉はなかったものの、「いやぁ~~~僕の年収プラス150万してくれるなら考えてもいいっすよォ~~~???」とマジ・ファイトを仕掛けてやる意志も、あるにはあった。

 ただ、そんなことをしてもリソースがもったいないし、こっそり適性年収でオファー出してくれるところへ内定をもらうべく暗躍する方が、よっぽどマシである。

 なので、人手不足で悩んでいる中小ITドカタのみなさまにつきましては、社員各位の年収を200万くらい上げてやればいいと思います。多くのエンジニアも同じ結論に至っていますが、それ以外の解決策はありません。

 

 

 ……と、最初の1ヶ月は上々な滑り出しなものの、次の3ヶ月、そして半年後も同じ感触でいる保証はまるでない。仕事に慣れてきたときほど、「ぬぐえぬ問題」は見えてくる。

 とはいえ、いま関わっている案件ではモダンな言語を触る方向性で固まっているらしいし、まだまだ退屈はしないだろう。半年後も笑っていられるように、ひとまずリアルの側もそこそこがんばるようにしたい。

 にしたって、こうしたことばかり書くようになってしまったあたり、自分もつまらない大人になりつつあるなと感じる。やはり身体まで女子中学生にならないとダメか。