うらがみらいぶらり

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『からかい上手の高木さん』第1話感想 〜精神が男子中学生に還る〜

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 高木さんを高橋李依が演じるのは半年くらい前から知っていたものの、いざ聞いてみるとあれまぁ、やっぱこの人のウィスパーボイスの破壊力は高いなと。ラフム高橋とか言ってる場合じゃあないわけです。そんなこんなで『からかい上手の高木さん』、マジで脳髄が思春期男子中学生に退行する、ヤバいアニメだと思いました。以下駄文。

 そもそもの話ですが、高木さんは原作時点から個人的に股間へスナイプかますような単騎破壊力があったんですけど、今回のアニメ化で確信したのは、それは僕への特攻というより、この作品そのものの特性なのだなということです。

 だってスケベな要素ひとつもないのに、前髪の生え際、前髪からのぞくおでこ、思わせぶりな視線のゆらぎ、文字通り「からかう」ような小首のかしげ方ーー全てにおいてフェチが過ぎる。「見せぬエロティシズム」というのは難易度が高くなりがちであり、それゆえに効能もひとしお、なんですけども、高木さんは涼しい顔でそれをやってのける。その振る舞いを前にして、我々は平等に西方にならざるを得ないんですよ。紛れもなく「はじめから相互片思い」な関係性でそれをやられたら、心は厨房に還らざるを得ないわけです。

 さもしい社会人の荒野の視点よりかは、豊穣に満ちた、隣を見やれば高木さんが映るような若かりし日の視点の方がはるかにすばらしいわけで。そういう意味では特攻案件というわけです。無論、この高橋李依に絶妙にヘタレ男子感を提供できる梶裕貴あっての作品でもあり、その意味でも満足。総じて土台が強固なので、毎週コンスタントに視やすい作品には違いない。