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うらがみらいぶらり

チラシの裏のアーカイブ

「FGOとグラブルどちらを始めればいいの?」的な話題について

 3月に入ってからグラブルに復帰してモリモリと遊んでいる。おかげでブログどころか文章らしきものをまるで書いていない。

 これではよくない。だがとりわけ最近書くことがないのも事実なので、日記がてらソーシャルゲームの話でも記そうと思う。その内容がタイトルである。

 ぶっちゃけ言うなら、FGOもグラブルも、金食い虫かつ時間泥棒である。強いて始めるべきものでもないし、強いて始めるべきと布教してくる人がいるなら、それは悪鬼の類だろう。それでも楽しいには楽しいし、まぁ遊んだことで人生が全て決まるわけでもないので、アカウントの取得くらいは気軽にやってみればいいと思う。

 

■Fate/Grand Order(FGO)

良いところ

①シナリオが高品質

 現状、FGOで最もオススメできるものといえばシナリオだと思う。明らかに力量のあるライターが明らかにノリノリで仕上げているので、ヘタなソシャゲの毒にも薬にもならないシナリオのウン十倍はおもしろい。読み進められるモチベを維持しやすいので、結果的にゲームを長く遊ぶきっかけにもなる。

 まぁ1章と2章と4章はそうでもないけど、それでも明らかに読んでて楽しい。5章以降は完全にフルスロットルなシナリオをモリモリと読み進められるので「ありがとう……」としか言えなくなる人が多い。ガチでシリアスになる本編に加えて、胡乱でハッチャケ全開なイベントも読んでいて楽しい。

 

②フレンドサーヴァントレンタルシステムの存在

 手元にないユニットは使用できない。これは多くのソシャゲの鉄則だ。だがFGOは、どんなサーヴァントでもフレンドからレンタルすることができる。これが地味ながら非常にデカい。

 孔明のような最高のユーティリティから、邪ンヌや金時といった強アタッカーまで、フレンドがサポート登録していればいつでも連れていける。初心者は言わずもがな、ゲームをやりこんでいても「持っていないキャラ」「2人欲しいキャラ」を引っ張ってきて効果的に戦闘が行える。「持っていなくても使える」という事実は紛れもなくストレスフリーだ。そしてこのゲーム、フレンドからいつでも孔明を借りられる体制さえ整っていれば、すんなりと進めることができる。

 

③どんなキャラも「使おうと思えば」使い倒せる

 年始から顕著な「このサーヴァント使えるぜ!」プレゼン。あなたのタイムラインでも見かけますよね? 画像付きの熱心なプレゼン資料がアップされ、直後に「孔明マーリン前提じゃねーか」「それ欠片が強いだけじゃねーか」という罵倒が飛ぶアレ。

 これ、おそらく正確には、どんなキャラも「使える」というより、「使おうと思えば使い倒せる」だとは思っている。

 ソシャゲにおいて、レア度は性能に直結し、性能はそのまま使い勝手に直結する。そして、ほぼ確実な不文律は「高レアは使える」ではなく「低レアは使い物にならない」である。グラブルでN武器はどうあがいても(それこそ初心者ですら)使用余地はないし、Rキャラも特別な事情がない限り出番は存在し得ない。

 FGOですごいと言える点は、☆1サーヴァントだからといって使い物にならないわけではなく、きっちり運用を見据えれば問題なく使えるところだ。アステリオスでデバフ地獄に落とすもよし、アマデウス仮面でクリティカル連打もよし。「使い所がある」というところが破格だ。

 無理して「あのキャラのSSR化を待つ」といった辛抱はいらない。そんなところはステキだと思う。もっとも、☆1〜2の礼装は、ただの経験値でしかないが。

 

良くないところ

①クソみたいなガチャ

 問答無用でこれだけはよろしくない。なにせ公式サイドにいる人間にもdisられるレベルだ。

 3万突っこんでも☆5どころか☆4サーヴァントが1枚も出ないことなんかザラにある。確定入手の機会も年始の福袋程度。手持ちを金鯖(※☆4〜5を指す)で染めるには、よほどの強運か資金が必要になる。

 そのあたりは本当にドブだし、ヘタすれば無課金入手可能な☆3も運次第なところもあるおかげで、思うようなパーティが組めないという弊害もある。

 

②レベリングと限界突破の面倒さ

 個人的にはこの二つも結構な良くない点だとは思う。

 このゲームはクエストに連れ回してレベルが上がるわけではなく、経験値素材を食わせてレベルを上げていく、古き良きソシャゲの慣習を受け継いでいる。その経験値素材をかき集めるために専用クエストを回る必要があるが、必要なスタミナ数が多く、最効率のクエストを回るにはそれなりに準備がいる。そのあたりは割と面倒くさい。

 「霊基再臨」こと限界突破はさらに面倒で、必要となる素材集めは、低いドロップ確率を試行回数で潰す作業が要求されるケースがほとんどである。後半のステージに行けば確率が高めのクエストもあるが、そのためには戦力を増強する必要があり、そのために再臨素材を……というジレンマに陥るのが、FGO挫折の第一要因では、とは思っている。そして、スキルのレベル上げも同じ手間がかかる。

 ユニットを育て上げるにしても、時間・運・スタミナ回復手段が要求されるため、片手間に進めるとはいきにくいのが結構苦しい。最適解が「イベントを待つ」という点も含め。

 

■グランブルーファンタジー(グラブル)

良いところ

①確定入手の機会の多さ

 グラブルのなにより素晴らしいところは確定入手の機会が多いところに尽きる。

 ゲーム開始時に購入可能なスタートダッシュチケットは「その時点でガチャから排出されるもの」を任意に選べ、数ヶ月スパン(だいたい3ヶ月)で供給されるサプライズチケットも「指定のユニット(≒限定排出を除いたもの全て)」を、確実に引き当てられる。サプチケ期間中にゲームを始めれば、都合6000円の出費でSSRを2人揃えられるのだから、「最低限のパーティ編成構築」の敷居は圧倒的に低い。

 ある意味では、FGOとは別ベクトルで「手元にないユニットは使用できない」という問題を解消できているかもしれない。とはいえ、それでも3000円はかかるわけだけど。

 

②天井設定の存在

 ガチャとは、アテもなく金山を掘り進めるようなものである。当たればよし。だが当たる保証も、そもそも金が眠っている保証もない。「24万かかって☆5宝具5(=同じユニットを5枚引く)」みたいな話は、FGOではめずらしくもない。

 グラブルが(ほんの少し)有情な点は天井システム、つまり「9万円まで回したらピックアップのキャラはあげよう」という救済措置の存在である。どんなにツイてなくとも出費が9万で止まる。限度を見据えて出血ができることは、心理的には想像以上に支えになる。

 まぁ、そこまで回す時点でいろいろと手遅れではあるが、FGOの苦しいガチャと比べれば、「良いところ」とするべきだろう。なお、この天井が生まれるまでに、アンチラで何十万も消し飛ばした犠牲者がいたことは、念頭に置いとくとよい。

 

③編成の奥深さ

 グラブルのパーティ編成には、主人公、キャラ、武器、召喚石といった4方向のベクトルが存在する。

 主人公はジョブとEXスキル(とゼニス)で組み合わせは多様。そんな主人公が率いるパーティも、戦闘コンセプトによって選出メンバーが変わる。そしてパーティの恒常強化として武器のスキル構成が重要となり、同様に召喚石の選出も大事になる。組み合わせの数は多岐に渡る上、正解は必ずしも一つではない。そのあたりの奥深さは、おそらくソシャゲ随一だろう。

 理想編成から「使ってて楽しい編成」まで、組み立てる余地と楽しさが広大であり、これがグラブルの楽しみのキモでもある。

 

④MMORPG性と豊富なエンドコンテンツ

 グラブルは一部のケースを除けば、基本的に他のユーザたちと協力してボスを殴り合うゲームである。不特定多数のプレイヤーと共に、膨大なHPのボスとワイワイ戦う光景から想像できる通り、MMORPG性はかなり強い。このあたりは、ソシャゲ特有の競争文化のみならず、「最低限の編成でボスを呼んで他の人に殴ってもらう」という寄生プレイにもつながり、初心者でも手軽に参加しやすい土壌になっている。

 また、多人数で殴ることを前提としがちなボスはどんどん凶悪化し、結果としてエンドコンテンツも豊富なのが、今年3周年を迎えるグラブルの特徴だ。激ヤバボスのみならず、十天衆やバハムート武器といった「報酬」も増えている。

 こうした状態なので、いざシナリオが終わったとしても、やることは膨大にある。むしろ多すぎて終わらないというのが現状だろう。その点で、末永く遊べるゲームであることに違いない。

 

良くないところ

①「理想編成」の遠さ

 良いところ③の裏返しになる。豊富で突き詰め甲斐のある編成要素だが、その分ゴールは非常に長い道のりとなる。

 というのも、俗に理想編成とされるものの多くは、特定のボスから低確率でドロップする武器を、20本だか30本だか集める必要がある、純度100%の運の世界になる。しかもそのボスは一日に戦える回数に制限がある。人によっては金を積み上げるより酷なものだろう。

 無論、完成した暁には強大な力を手に入れられるが、その道程に挫折をする人も多い。また、ものによってはサプチケで入手不可な召喚石を要求される編成パターンもあり、金と運を賭け続ける地獄変を見るハメになる可能性もある。

 

②膨大かつ煩雑な計算式

 FGOもそうだが、グラブルにはゲーム上では明かされないダメージ計算式が存在する。それがものすごい膨大だ。どのくらい膨大かといえば、Wikiでこんな物量のページが生まれるほどである。

 そして、この計算式の存在を、グラブルで強いパーティを作る上では常に念頭に置かないといけない。最低限「方陣を並べたほうが乗算になって強い」だけおぼえればいい説もあるが、そんなものをおぼえること自体が苦、という人も多かろう。レベル上げさえ済ませればどうにでもなる、という状況にないことが、(これも良いところ③の裏返しだが)プレイヤーには負担となる場合がある。

 

③低レアはあまり使えない

 武器と召喚石はN、R、SR、SSRの4段階、キャラはR、SR、SSRの3段階のランクで存在する。が、基本的に使えるのはSSRと、一部のSRくらいであり、ごく一部のRキャラが局所的に使えるかも?程度である。

 そして、グラブル世界において、レアリティとユニットとしての人権はだいたい直結しており、ゲームが進むにつれてR以下の出番はほぼなくなる(Rキャラによる稼ぎとか、Rキャラ限定のクエはあるにせよ)。また、SRにしても、「SSRがいないなら使ってもいい」くらいの立ち位置がほとんどであり、つまることろどれだけSSRが揃ってるかが戦力に直結しやすい。

 このあたりは露骨にトラディショナル・ソーシャルゲームであり、「レアリティを超えた編成の余地がある」という夢は捨てるべきである。ただ、3/10の大型アップデートで、Rキャラの奥義ダメージ引き上げが行われるらしいし、もしかするとなにかあるかもしれない。

 

 

 

 個人的にはこんな見解である。

 始めるタイミングについては、FGOは今すぐ始める旨味は薄い。グラブルは始めるなら3/11の午前中までに、イベントをちょろっとやって配布キャラのルリアとゲットすると良い。無償配布にしては性能が妙に優秀で、FGOで例えると「通常攻撃をしない代わりに、全スキルにNP+30付きで、宝具倍率が星5並のダビデ」といったところだ。

 いずれにせよ、現実の時間と資金を投資して、電子的な人材と資産をこねくり回すゲームであることに違いないし、そうしたことに関心がないならソシャゲは手を付けない方がいいと思う。

 PS4と適当なタイトルを1本買ってみっちり遊んだ方が、実のところ将来的な出費はずっと少なくなるし、1作品遊ぶ満足度も相当だろう。それでも、ソシャゲも突き詰めれば楽しいし、少なくともFGOとグラブルはそれぞれに「良さ」と言えるものがある。預金と相談しながら付き合えばきっと楽しい。

 

 じゃあ僕はサンダルフォンさんを殴る作業に戻るので……