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着衣フレームアームズ・ガール/着衣メガミデバイスのススメ

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 ドール沼。それは多くの人が興味を持ちつつも、踏み込むことを恐れる魔境。なにより消費金額の恐ろしさ。気がつけば破産まっしぐらな金額が、大口を開けて待っている。

 だけど、興味はある。お人形とか、お洋服とか、自分で着せて動かして、キャッキャウフフしたい……

 そんな人にオススメなアイテムがある。その名は「フレームアームズ・ガール」、そして「メガミデバイス」だ。

 コトブキヤから展開されているこのフィギュア的なプラモデルは、その実、安価にして超可動を誇る「ドール素体」としても最適だ。少しニッパーでパチパチすれば、お洋服に袖を通し、思うままのポーズを取れる、夢の具現化が手のひらに顕現するのだ。

 お人形遊びに興味がない? いえいえ、「フレームアームズ・ガール」「メガミデバイス」は、オトコノコのブンドドにも広く対応しているため、メカメカしい美少女でブンドドしたい諸兄にもオススメできる。もちろん、お洋服を着せた上で、好きな武器を持たせることだってできる!

 そんなこんなで、着衣フレームアームズ・ガール/着衣メガミデバイスを布教したいので、以下にてそのあらましを書き記す。

 

 1. 素体について

 まず、なによりも基礎となる「素体」を買う必要がある。「着衣させる」という観点で、オススメできるのは以下だ。

 

①フレームアームズ・ガール マテリア

 

 フレームアームズ・ガールの中でも特にオススメ。各関節がとにかく柔軟に動く。

 どのくらい柔軟かというと、体育座りができるレベル。女の子座りもできる。脚を交差させて直立させることもできる。

 いろいろとすさまじいが、シリーズの中でも比較的安価なのが嬉しい。組み立ても簡単な部類なので、いろんな意味で入門向けに最適だと思う。

 ちなみにフレームアームズ・ガールは他にも種類があるが、マテリア以外は装甲や武装を盛るのが前提なので、服を着る際に引っかかる部分が多い。ポージング能力もマテリアの方が比較的高いので、着衣用素体という観点ではマテリアの方がオススメ。ただし、頭部は自由にすげ替えができるので、お好みの顔があったらそれ目当てで買っちゃって良い。

 なお、マテリアと同系列の素体製品として、3月に「イノセンティア」が発売予定。手足の成型色が肌色で、髪型パーツが豊富に用意される模様だ。

 

②メガミデバイス アサルト/スカウト 

  こちらは新シリーズ。「マシニーカ」と呼ばれる規格は、かの武装神姫の原型師が手がけたという逸品。その可動能力は優秀を通り越して変態レベルで、正座もできるしブレーンバスターもできる。ヘタなアクションフィギュアが泣いて謝るレベルである。

 また、フレームアームズ・ガールよりも胴体がより人体に近い設計なので、かなり服を着させやすいというメリットがある。武装モードも格好よく、そちら目当て(というよりそっちが本来の用途)で買っても楽しい。全体的に非常に質が高く、着衣素体としてうってつけだが、ややパーツが細かく、値段も1,000〜2,000円ほどマテリアを上回る。

 ちなみにこの記事執筆時点では「アサルト/スカウト」のみだが、1月中に「スナイパー/グラップル」も発売予定、さらに黒星紅白がキャラデザを手がけたものが今後発売予定である。

 

 比較すると、お財布にやさしいのがマテリア、可動能力の高さでいえばメガミデバイス、といったところ。個人的には、メガミデバイスの方が適性が高めと感じる。

 が、マテリア(もといフレームアームズ・ガール)の方が頭部が大きく、全体的にロリ頭身となる。そちらの方面がよいという人は、マテリアの購入は大いに推奨される。

 正直、どちらも甲乙つけがたいので、迷ったら両方買うのも手。両方買った場合、メガミデバイスに付属する互換パーツで、頭部だけフレームアームズ・ガールに取っ替えることも可能だ。

 いずれも、全国のおもちゃ売り場にて好評発売中である。よくわからなかったら、秋葉原のコトブキヤにいけば全てそろう。各種ウェポンももれなく購入可能だ。

 

 

2. お洋服について

 あれこれ説明するより、まず着用例を見ていただいた方が早いだろう。

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 左がフレームアームズ・ガール、右がメガミデバイスである。背はフレームアームズガールの方がやや高いが、スカート丈などはだいたい同じになる。

 こんな感じのお洋服について

 

①着用できる服って?

 ドールの規格としては「1/12ドール」に相当する。よって、同規格向けのお洋服であればだいたい袖を通すことができる。

 具体的には、アゾンのピコニーモがちょうどよい。上で用意しているのもピコニーモ用だ。ラインナップも豊富なので、まずはカタログを見て目星をつけてみるとよい。

www.azone-int.co.jp

 

 ただし、当たり前だが「完全対応」しているわけではないので、以下のような事態に見舞われることもある。

  • 袖が長くてブカブカになる
  • ロングスカートと思って着せたらミニスカになった
  • ミニスカがミニすぎてパンツが丸見え

 上記のようなことになっても泣かないこと。

 

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 また、靴に関しては、ピコニーモ用よりかは、オビツ11向けのソフビシューズがピッタリ入る。見事にジャストフィットするので脱ぐのが大変だが、マグネット仕込み靴の場合、自立能力が向上するというメリットがある。

 なお、プラスチック製の髪のさだめとして、カチューシャなどは基本的に着用は難しい。ウィッグに装着する前提だから仕方ないね。どうしてもメイドカチューシャとか乗せたいんや!って場合はスクラッチする他ないか。

 

②どうやって着せるの?

 パチコーンッとはめればいいプラモパーツとちがって、布服は慎重に、丁寧に袖を通す必要がある。

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 まずは手パーツを外して、服に袖を通させよう。前開きの場合と後ろ開きの場合があるが、おおむね人間のように袖を通せる。ただし、モノによっては腕を身体から外し、袖へ入れてから本体へハメ直す方が簡単なことが多い。

 袖口がせまい服の場合、無理に突破を試みると悲惨な結果に終わることもある。ピンセットで引っかかりをさぐりながら、優しく引っ張り出してあげるといいだろう。

 フレームアームズ・ガールの場合、首周りにフリルパーツは着衣の妨げになるため、外した方が無難。また、腰部のパーツによって、特に下半身への着用がウエストギリギリになることもしばしば。マジックテープの位置に注意しながら履かせてあげよう。

 フレームアームズ・ガールにせよメガミデバイスにせよ、そのままだと首がやや埋もれがちになる。気になる人は首パーツを延長することも検討しよう。

 

③どこで売ってるの?

 ドールやドール用品はそのへんのおもちゃ屋には置いてないことがほとんどなので、専門店をあたるか、通販を利用する必要がある。

 幸いにも、アゾンは直営店がいくつか存在する。都内ならば、秋葉原のラジオ館7階にレーベルショップがあるので、こちらを頼るのがベストだ。

www.azone-int.co.jp

 ただし、品揃えはかなり入れ替わりが激しく、気がつくと姿を消していることもめずらしくないので要注意。場合によっては、末広町にほど近いジーストア4階「リトルワールド」にもアゾン系商品の取扱があるので、そっちにあるかもしれない。

 ちなみに、ピコニーモ用の場合、価格は上下セットのものなら平均2,000円ほど、凝ったデザインだと3,000円くらいになる。場合によっては、自分が普段着ている服よりも高価なケースもあり得る。欲望のまま手に取るとお財布がブラックホールへ飲み込まれるので、ある程度予算を決めておこうね! 沼はすぐそこに広がっているぞ!

 

 

3. 小道具などについて

 素体と服がそろってしまえば、あとは欲望の赴くまま遊ぶだけである。しかし、なにかと持ち物が欲しい場合、どうすればいいか。

 

 ブンドドがしたい場合、コトブキヤは最高のラインナップで応えてくれる。「M.S.G モデリングサポートグッズ」である。

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 手頃な携行武装から、ロマンあふれる巨大兵器まで、よりどりみどりの大セールスである。もともとはロボット向きということもあってスケールはデカめだが、そのデカさが格好いい。

 

 もし、リアルなサイズの銃器などがほしいなら、「リトルアーモリー」がオススメだ。

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 異様なまでにディテールが細かいので、着衣状態ならなお映えるだろう。「M.S.G.シリーズ」よりもパーツは細かく、繊細なので、組み立てるなら接着剤があると良い。

 他にも、ガンプラから拝借することだってできる。なにせ、フレームアームズ・ガール/メガミデバイスのハンドパーツは、やたらと柔軟さと保持力が高いので、だいたいなんでも持てる。

 

 そんな物騒じゃあない小道具がほしいという場合……選択肢は無数にある。僕も正直まだまだ調べきれていない。

 こういう時手頃なのは食玩で、「日本の食玩ってすげー!」みたいなことを言ってたテレビの外人の気持ちが恐ろしいほど理解できる。

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 そしてアゾンのお店にも無数に小物がある。多すぎる。とりあえずティーセットだけ買ったが、いずれ手当たり次第にそろえたいところだ。

 椅子などのインテリアも選択肢が多い。たぶん手頃なのは、キャンドゥのウッドクラフトシリーズ。割と100円という価格に釣り合ってないシロモノ。背景ボードも売っている。トップ画像もこれらを使っている。

 キャンドゥありがとう……という気分になれて最高だが、その筋では有名なので、品薄になってることもめずらしくない。

 

 

4. やっておくとよいこと

 一応プラモデルなので、そのまま組み上げるよりかは、ある程度加工した方が見栄えはさらによくなる。素人目で見て、やっておくとよさげなのは以下の4つ。

 

①合せ目消し

 最近のプラモは精巧で、適当に組むだけでも合せ目(プラモパーツ間の境目)が目立たない作りになっている。

 ただ、特にマテリアの場合は後ろ髪に典型的な合せ目が生まれてしまい、結構目立ってしまう。これを消すための合せ目消しは、最低限やっておくといい。

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 写真は合せ目を消した状態。やり方は各自ググるとベターだが、基本的には「接着剤で接着面を溶かして圧着させて、はみ出た部分を削り取る」である。よくあるプラモ接着剤だと、溶剤が乾くまで数日を要する点には注意しよう。

 脚も気になるならやっておくといいかもしれない。やりすぎると削った後が目立つのでほどほどに。

 

②スミ入れ・部分塗装

 スミ入れは主に閉じてる口部分とか、機械部分のスジ部分にはやっておくとよい。特に閉じ口はそのままだと見えにくいので。

 部分塗装は、個人的には髪のグラデーションを少しつけるといいと感じた。スミ入れの感覚で、髪の房の境目に、影になるように塗っていくと、平坦な髪のイメージが結構変わる。

 方法はいろいろありそう。僕は手近にあったコピックでざっくりやってみた。

 

③つや消し

Mr.トップコートスプレー つや消し B503

Mr.トップコートスプレー つや消し B503

 

  トップコートをさっと吹き付けるくらいはしておくとよさげ。それだけで、特に髪の部分がかなり見栄えがよくなる。もっとも着衣させるなら大部分は隠れるのだけども……

 かけすぎるとそれはそれで悲惨になるのでほどほどに。こちらも各自ググられたし。

 

④チーク

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 いわばお化粧。頬の部分(上画像の赤丸部分)に、ほんの少し紅色を乗せる。それだけでかわいさがはねあがる。これはやっておいた方がいい。絶対やった方がいい。

 これも調べてみると方法が多くある。僕はヤスリで削ったパステルを筆で肌に乗せていった*1。やる場合は、事前につや消しを吹いておくと、化粧の乗りがとてもよくなる。つや消しはその意味でもやっとくといい。

 

まとめ

 たとえば、メガミデバイスを5,000円で購入し、そこに2,500円の服を合わせたとすると、総計は7,500円になる。「お手頃価格」とされるピュアニーモが本体だけで余裕で10,000円を超えることを考えると、着衣フレームアームズ・ガール/メガミデバイスは相当にリーズナブルだ。

 さらに、ドール特有の様々なお楽しみを体験しつつ、figmaばりのポージングごっこまで遊べる。ドールにしてアクションフィギュア。そのプレイバリューはすさまじい。有り体に言えば、めっちゃ楽しいし、めっちゃかわいいのである。

 そんなこんなで、着衣フレームアームズ・ガール/メガミデバイスは非常に楽しいホビーだ。そして、「うちの子」にあれよあれよとお洋服を買うようになっているようになっていれば、紛れもなく沼へ堕ちる素養があるだろう。そのままアゾンショップでピュアニーモを買うがよい。

 

 沼への入門は、案外お手頃に実行できる。まずは一人、一着から、体験してみましょう。是非に。

*1:この方法は色配合含めて組み立て説明書に記載がある。