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うらがみらいぶらり

チラシの裏のアーカイブ

はいふり学入門 第1回補足

 先日、はいふり学入門の第1回を開講した。

wasasula.hatenablog.com

 しかし読み返してみると、「本編と公式サイトを見る限りで得られる情報と印象」に記述が集中していて、コミックも合わせた総合的なキャラクターの掘り込みとしては甘いように感じた。

 というわけで、コミック版も含めた、機関科各メンバーの情報について改めて以下に書き残しておこうと思う。そこまでする必要があるか微妙だが、「今現状わかっている全ての情報」はまとめておきたい。

 

柳原 麻侖(マロンちゃん)

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  • 機関科のボス。ちんまい江戸っ子ガール*1
  • 「銚子港所属 統合漁業船」という二度見必至の出身地だが、早い話が千葉県の漁師の生まれである。
  • 「統合漁業船」というのはなんなのか不明だが、海上プラントや商業施設船*2 に類する移動船団のようなものだろう。
  • 千葉県出身なのにべらんめえ調なのは「下町育ちの祖父の口調が移った」とのこと。
  • コミック版にて漁師の祖父の手伝いをしているシーンが見られる。釣りをしているシーンも見られ、「大漁」の文字をあしらったハッピを特注したりするので、漁業に対して愛着があると思われる。
  • 一方で、苦手な食べ物は「刺身」である。魚を捌くのは得意。家柄からして、釣りたて魚を昔から食わされたりとかしたのだろうか。
  • 機関長だけあって技術力は高め。コミック版でも故障した明乃のスキッパーをしれっと修理し、試験では用意された部品を余らせて機関を再動作させるレベル。本作のレオぽんチームに相当するかもしれない。
  • 黒木さんとは幼なじみで、コミック版では「クロちゃん」と呼んでいる。海洋学校に入学を決めたのも「クロちゃんと同じ学校に行きたいから」という理由であり、もはやぞっこんである。
  • が、当の黒木さんはましろにぞっこんなので、「ぽっと出の女に取られる」と危機感を募らせている。
  • 以上のように、レズの大三角形の一角を担う地味にとんでもない逸材である。

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  • 上のシーンで「クロちゃんはマロンと食べるんでい!」なんてゴネているのはそういうことである。

 

 

黒木 洋美(クロちゃん)

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  • 機関助手。マロン並に出番が多い機関科メンバーである。
  • マロンとは対照的に身長169cmという長身。晴風クルーでは一番高い。高1男子の平均並*3である。
  • 世間では「明乃に突っかかりましろをヨイショする女」みたいな印象が強いんじゃないかってぐらい明乃とましろへの態度が顕著である。
  • というのも「ブルマーのイベントで見かけたましろに憧れて志望校を海洋学校にした」という事情があるため。コミック版では、ましろのこととなるとアイドルのファンのような口調の変貌っぷりを見せる。

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  • 1話でこんな風になっていたのはそういう事情。ぞっこんかよ。
  • というわけで、レズの大三角形の一角にして筆頭である。
  • 誰が言ったか「海の逸見エリカ」とは至言か。
  • 明乃に対するヘイト値の高さから、この先の展開でかなりヤバいことをしでかし得る要員ではあるが、片割れたるマロンがストッパーとして機能しそうなので、平穏に終わるかもしれない。
  • ちなみに海洋学校入学前は千葉訛りがあった。これもコミック版でしか拝めない。

 

 

 「ウワサ好きの仲良し4人組」

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  • それぞれ、若狭 麗緒(レオちゃん、左下)伊勢 桜良(サクラちゃん、右下)駿河 留奈(ルナちゃん、右上)広田 空(ソラちゃん、左上)、の4名。
  • 公式で「ウワサ好きの仲良し4人組」と一括りにされている群体である。わからない人は「カバさんチームのようなもの」とおぼえておけばよい。
  • 公式サイトを見ればわかるが、プロフィールのうち「麻雀が趣味」「お好み焼きが好き」「物理が得意」「国語が苦手」「神奈川県三浦郡出身」と5点共通しているという驚きの横並びである。
  • さらに、コミック版では「学力はだいたい一緒」というオマケつき。
  • 基本的に全員いっぺんか、2~3人の束で登場する。あまり単独では出てきていないような。
  • 本編では比較的チョイ役だが、コミック版では4人の入学試験当日~合格発表までのおはなしを描いてもらえるという破格の待遇を受けている。
  • サクラちゃんは入試会場に着いて「あっつ~い…コート脱いじゃおうかしら」と恍惚とした表情で言っちゃう「色っぽい」子である。
  • ルナちゃんは一人だけ入試に落ちるという「バカっぽい」子である。そして「私は今日からお魚さんとして生きる」と海に飛び込む子である。
  • この時に航海科の勝田聡子に救助され、騒ぎを聞きつけたマロン・黒木と知り合うことになる。
  • ちなみにルナちゃんは補欠合格枠であり、後日めでたく繰り上がりとなった。
  • ソラちゃんはチラホラ「皮肉っぽい」セリフを出しているが、コミック版だとより顕著。「大企業のヒラ社員より小企業の社長 特待クラスの首位より一般クラスの首位」なんてことを言っている。
  • そんな中でレオちゃんは意外と特筆する要素がない。4人のリーダー格のようにも見えるので意図的なのかもしれないが。
  • こんな子たちでも、機関をバラして修理する試験を突破していると考えると、はいふりの世界観はやはり面妖である。入試対策とかどうしてるんだろうね。

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  • ちなみに4人の体型比は上掲画像の通り。サクラちゃんだけ7話でも「色っぽい」要素をプッシュされてたりする。

 

 

和住 媛萌(ヒメちゃん)

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  • 機関科の応急長、兼美化委員長。
  • 学校制服やその着崩しが多い中、ジャージにスパッツという一人体育の授業状態で晴風に乗り込んでいる。
  • ちなみにこの格好はコミック版でも同じ*4 であり、入試の時にもそれとおぼしき格好をしている。その異様なこだわりはなんだ。
  • 応急員という立場上、緊急時の応急工作が本業と思われる。その理由付けか、コミック版では祭の神輿や屋台の設営を手がけているというエピソードが出てくる。
  • 得意科目が技術、「工作技術が活かせる」という理由で海洋学校を志望していることもあり、その手の工作技術には自信があるのかもしれない。
  • コミック版ではやたらと祭好きがプッシュされている。「神は細部に宿る」という言葉が好きなのはそのためか。
  • 美化委員長という役柄か、雑務周りでの出番が多い。4話のクソ回トイレットペーパー騒動で中心にいたのもこの子である。

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  • だからってその変装はいったいなんなんだ。
  • この他にも危うく鏑木さんの実験台になりかけたりと、ネタじみた場面で出張が目立つ。委員系だと顔が広いのかもしれない。
  • 同じく応急員・美化委員のモモちゃんとは親しい付き合いであることがコミック版でうかがえる。本編でもよくセットで出てくる。
  • モモちゃん曰く「お腹が枕にちょうどいい」「プニプニしている」とのこと。なるほどな。

 

 

青木 百々(モモちゃん)

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  • 応急員兼美化委員。今や貴重なCV:大橋歩夕である。
  • メガネ+ベレー帽というピンポイントな容姿設定。ただし、最近の潮流に乗っかってかアンダーリムである。ちなみに水着状態でも外していない様子。
  • その外見に違わず画力がある。腕前はコミック版のみならず、最新話の7話でも拝むことができる。
  • さらに裁縫能力も有し、コミック版ではヒメちゃんと一緒に祭で使うハッピをこしらえている。得意科目も「家庭科(裁縫)」とある。
  • 公式プロフィールに光る「横須賀港所属 服飾船『テーラー青木』」という出身地。どういう船なのか不明だが、コミック版の杵崎姉妹の「和菓子屋船」のような、水上移動式の服屋なのかもしれない。
  • 海洋学校志望理由は「将来安泰だから」とのこと。ブルーマーメイドは公務員みたいな存在なんだろうか。
  • 上述の通り、ヒメちゃんとは旧知の仲のようである。作中でもだいたいヒメちゃんとセットで登場するため、出番は比較的多い。

 

 

 以上で現状出揃っている情報はほぼ書いた気がする。

 くりかえしになるが、上記の設定や関係性は、本編中ではほぼ読み取れず、基本的にコミック版が情報源となる。機関科メンバーは言ってしまえばサブキャラなので、この情報を知らなくとも、視聴にあたって本筋の理解にはあまり支障がない。だが、本編に対して抱くモヤモヤは相当解消される、ということは保証する。

 盤上で裏返しになったカードを、盤外の文献を参考に読み解くというのは、もはや娯楽は娯楽でも謎解きに近いものがある。だが、これもくりかえすが、はいふりとは学問である。無数に散らばる情報をかき集め、一つに体系立てる過程こそが肝要なのである。

 ただし、機関科はコミック版という強力な文献が存在するのに対し、その他の科には存在しない。1巻時点では、炊事組と航海科の一部しかエピソードがないのである。これについては、後続のコミックを待つ他ない。そういった意味で、はいふり学は未だ発展途上といえるだろう。

*1:身長146cmで、晴風クルー内で2番目に小さい。ちなみに最小は鏑木さん(143cm)。

*2:7話で登場した商店街船とか。

*3:日本人の平均身長・体重 : 統計 - Paroday

*4:ものすごく細かい点を突けば、アニメ版は胸元にイルカマークがあるのに対し、コミック版では別のマークになっているので、もしかすると学校指定のジャージかもしれない。