うらがみらいぶらり

チラシの裏のアーカイブ

耳からゆゆゆとデス・ロード

 あー、やっぱりですね、ゆゆゆは健康にいいです。

 今週は仕事がやたら激務でついに終電を逃してほてるぐらし!と相成り、本日1日ぶりに帰宅したので精神療法がてらゆゆゆBDを爆音で観劇したのですよ。するとどうでしょう、口角は常に上がりっぱなしでみるみるうちに「幸福」が胸いっぱいに広がり、しかしドンドンと感涙へと蒸留されていき、オイオイと赤ん坊のように泣きだしているではありませんか。荒んだ心が潤い、枯れていた思考は無限に加速を始め、曇天じみた血流はバッファローのようにけたたましく流れ始める。おかげで疲労困憊同然の体がこのようにクソ日記を嬉々として叩きだしているのです。

 まぁ、ゆゆゆはこのブログがシー・シェパードじみた悪名をとどろかせるに至る最初の一歩となった歴史的作品であり、何周もすることで感度が無限に高まっていることは事実です。ゆゆゆの30分とは、僕にとってはあなたが事前知識無しで見る立川マッドマックス120分と同義であり、それを追っかけた昨年の10月から12月がいかにハーモニーに満ちた幸福の世界だったかは想像に難くないでしょう。

 そうはいっても立川マッドマックスもまた健康にいい。耳から垂れ流す怒りのデス・ロードは最上の治療法であり、全国の医療機関も採用を検討するに値する。血流は良くなり、体は獰猛な血液の踊り場となり、母乳や虫も美味と感じる至高の野性を獲得するに至る。道行く自動車を乗り捨てて改造トレーラーで出勤するようになるし、「V8!V8!」と叫べばみるみる鬱病も完治するわけです。まぁ実際、鼓膜だけでなく全身を震わせる音圧というのは最強絶頂のアトラクションであり、一種の運動であることは言うまでもありません。上映が終わってしまうのが名残惜しい。

 ともかくひさびさのゆゆゆに全身がエクスタシーをおぼえたため、この文章はとにかく衝動が形を得て両足を獲得して原宿に漕ぎだしたような不気味さで満ちていると思うし、それでも文字数を稼いでしまうのは衝動にノッてキーボードを叩くのが僕の精神的オナニースタイルであるから、というのは言うまでもない。しかし、個々人にとっての「幸福をもたらすコンテンツ」というのは、やはり人生になくてはならないし、それを起点に心が立ち直るのならば前向きな人生を送ることができるだろう。

 しかし、なんにせよ、ゆゆゆは健康に良いし、素晴らしい。まだ見ていない人はぜひ観たらいい。Blu-rayは絶賛発売中だ。それでも興味がないならマッドマックスを観ればいい。あと、今月に上映する『キングスマン』も地味に楽しみだ。世の中には人を健康にする物語であふれている。