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うらがみらいぶらり

チラシの裏のアーカイブ

「MF文庫J 夏の学園祭2015」に行ってきました

アニメ ライトノベル CLIP

 

wasasula.hatenablog.com

 

 魔法戦争12話に投票し、神回上映会のラインナップに乗せてしまった手前、ある種の責任として「MF文庫J 夏の学園祭」に行く必要があると感じた。よって、日曜はUDXへ足を運び、生まれてはじめてライトノベルレーベルのイベントを目の当たりにすることとなった。

 とはいえ、大画面アブソリュート・デュオは二度と訪れない機会だろうとは思ったので、それ目当てにしつつ、さて魔法戦争はどうなったかという視察と相成った。イベントルポは書き慣れていないが、以下にて夏の学園祭にちょろっと行ってきた記録を残す。

 

展示コーナー

  デュオの上映は14時ちょうどからと聞いていたので、のっそり昼ごろに起床してUDXを訪れたのだが、30分ほど時間が余った。ちょうどのんのんびよりのステージがやっていたが、人が群がって暑くてくさそうだったので、涼しそうな屋内展示に赴いた。

 展示は案外シンプルだったが、インパクトはあった。

 『魔弾の王と戦姫』を読みも観てもいない僕でもわかる。これは城ヶ崎美嘉だ。

 こんな感じのポップがいくつか立ててあった。一番まとまりがよいと感じたのはエレンの隣のユリエだったが、同伴者が「童貞を殺す服だ」とコメントしてしまい、純粋な気持ちで見れなくなってしまったのは内緒だ。

 これとは別に、「Live2D」という「バトルガールハイスクール」で使ってる感じのアレの展示もあった。『緋弾のアリア』のアリアと、名前も作品も分からないヒロインの2種類のグラフィックが映され、それに液晶で触れられるというもので、そういやラノベのCMってこの技術かなり使ってね?みたいなことを思ったりした。展示としては力を入れているものらしく、人がたくさん群がっていたのが印象的だ。

 

上映会その① アブソリュート・デュオ

 ほどほどに展示を見て、たまたま居合わせた知り合いと歓談した後、いざ本目的の上映会に乗り込んだ。場所は4FのUDXシアターで、通り過ぎることはあっても中には入ったことがなかった。

 上映10分前に足を運ぶと、正直想像していたよりも多くの人が並んでいて、早速面食らった。シアター内に案内されると、瞬く間に席が満杯になった。すごい。アブソリュート・デュオ、こんなに人気だったのか。驚きの連続である。

 上映が始まるまでの間、スクリーンでは10月のMF文庫J新番『学戦都市アスタリスク』のPVと、Live2Dの紹介ムービー、のんのんびよりのCMなどがループしていた。『学戦都市アスタリスク』という名前だったはずなのに、PVは終始英語音声と英語テロップ、締めには "The Asterisk War" とハリウッド映画じみたナレーションが響き、なるほどポストISという前評判は伊達ではないと感じた。ザ・MF文庫Jという感じの斜体フォントタイトルも、なんかギルクラっぽい感じのオサレデザインに変更されていて、素材そのままタイトルだったデュオとはなにか違うアレを感じた。

 アスタリスクはさておき、アブソリュート・デュオ神回上映である。

 暗くなるシアター。映しだされるテント。開幕裸体×2。

 この時点で心のなかで拍手をしてしまった。アブソリュート・デュオ神回、選ばれたのは8話「品評会/セレクション」でした。

 

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 ありがとう、MF文庫J。ありがとう、アブソリュート・デュオ。

 

 8話がいかに最高かは今さら語る必要はないが、大画面大音響という贅沢な環境で見るアブソリュート・デュオは細かな発見を得られたし、大写しの穂高みやびが激烈にかわいくて終始ニヤニヤさせられてしまい、30分間はすなわち幸福体験であった。一方で、デュオを視聴していた際の妙なイライラ感も再び思い出されたのも感慨深い。

 こうしてほのかな満足感に包まれてシアターを後にしたのだが、その際「もしかして投票結果すげえ反映されてる?」ということに気付いた。

 もしや、あの作品の神回は――どす黒い期待感が渦巻いた。

 

上映会② 魔法戦争

 近くのラーメン屋で遅めの昼食をとり、16時きっかりをめざして再びシアターへ赴いた。この時、すでにフォロワーの魔法戦争犯罪者が「待機列に並んだ」というツイットだけを投下しており、上映前ながらひしひしと戦火の兆しを感じた。

 

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 なお、どこかキャッキャとしたデュオ待機列と比較して、戦争待機列はかなり物静かで、厳かな空気すら感じた。その光景たるや、さながらV8を讃えるウォー・ボーイズのようであった。

 中へ案内されると、「最前列確保」という不穏なツイートが目に飛び込んできたため、見やればなるほど、明らかにグルとおぼしき集団が、最前列の中央に陣取っていた。どう見てもウォー・ボーイズだったので、僕もそそくさと最前列に座ると、「わさすらさんですか?」と尋ねられた。時代はSNS全盛期の21世紀とはいえ、やはり最後は人の感覚が頼りになるのだと実感した。

 相変わらず流れるアスタリスクPVのドラゴンっぽいのが出てくるカットで「ワイバーンだ」とにぎわっていると、いよいよ魔法戦争神回上映の時間となった。

 暗くなるシアター。映しだされる七瀬武。自宅へ向けて駆け出す武の姿だ。

 この時点で席からちらほら苦笑が漏れだしていた。

 そして、サブタイトルが表示された時に、苦笑はさらに強まった。

 

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 魔法戦争神回上映、選ばれたのは12話「世界からの消失」でした。

 

 その後は、キャプ画像会話でよく使われるシーンが映るたびに、座席のどこからか(ほとんど最前列たる我々だったが)苦笑が漏れだす奇妙な事態となった。僕も苦笑していた。本当に魔法戦争が好きな人に失礼極まりないのだが、こらえようにも苦笑はいたるところで輪唱されていた。

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 全身集合シーンからは明らかに笑い声が混ざっていた。直後の「うおー!」でも笑いが起きた。

 その後も苦笑を織り交ぜつつAパートが終わり、かの伝説的Bパートへ突入した。

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 このカット。ここは完全に爆笑が聞こえた。予定調和もいいところだけどさぁ!

 

 そして「武くん…」と六がつぶやき、明らかにCパートあるだろと思わせるようなぶった切りBパートが終わる。ラストレクイエムから生まれた恵まれたナノのEDが流れ、神回上映が終わった。

 終わった瞬間なにが起こったか。拍手が起きたんですねこれが。

 無論主犯は最前列勢たる我々だったのだが、拍手は次第にいろんなところから聞こえてきた。すごい、みんな拍手をしたのだ。やった側が大概だが、この神回を拍手で迎えられる魔法戦争は、もしかして神アニメだったのではないか?とすら思わされた次第だ。

 

 その後、Twitterで「魔法戦争」でエゴサーチをかけたところ、「他の上映会も見てみたけど、拍手が起きたのは魔法戦争だけだった」という情報を発見してしまった。

 

 …んだよ 意味が分かんねえ

 

さりげなく戦利品

 かくして魔法戦争上映会を粛々と終えて立ち去った夏の学園祭だが、物販には立ち寄っていないのでスリーブの類は買っていない。とはいえ手ぶらというわけではなく、会場限定冊子は買っていた。

  ぶっちゃけ「うわっ似せてきやがったなコノヤロー」という感心から表紙買いしてしまった。いやホント、無駄によくできてる。表紙だけでなく、中身もそれっぽくしているので変な感動すらおぼえる。

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 この手の公式お祭り本だと、まんがタイムきららのコミケ限定冊子とかが思い浮かぶ。

 きららがテーマをひとつ決めたアンソロジーとして4コマをひたすら載せるのに対し、こちらはテーマに沿ったSSを併載しつつピンナップをドンッと載せるスタイルと、キャラクターの使われ方にカラーが出ているのは興味深かった。

 架空のキャラで架空のファッション誌ってのは面白い企画だと思うので、今後も続いてくれたらおもしろそう。

 

 

 振り返ってみると、笑いあり感動ありなダイナミックなイベントだった。なにぶんこういうイベントを覗いた経験すらなかったので余計かもしれないが、おもしろい試みは無数に転がっているなぁと感じる次第だ。

 そして魔法戦争12話「世界からの消失」を上映してみせたMF文庫Jには侠気すら感じた。本当に手放しで感動ですよ、もう。