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うらがみらいぶらり

チラシの裏のアーカイブ

人生初のソープで「垂乳根の母」に出会った話

 なんとなく書き残しておくべき気がするので書き残す。

 つまり、人生で初めてソープ(風俗店)に行ったのである。

 

*果てしなく下品な内容なので「続きを読む」で隠します*

 

 

 

 

 事の発端は先週の金曜日だった。

 その日は2年目社員(旧新入社員)として「この1年間をふりかえって」というお題目で、社員の前で20分ほどの発表をした。スライドの作成は2ヶ月前から行い、その間直近1年間の己の勤務について振り返る半ば拷問じみた営みを繰り広げ、率直に言えば発表終了後は開放感に満ちていた。

 夜には社員総出の飲み会があり、どことなく鬱憤がたまっていた僕は二杯目からポン酒をあおった後に芋焼酎の二連打。うまい焼き鳥の相乗効果によって、瞬く間に人から猿へとジョブチェンジを果たした。「彼女との初セックスでチンポが全部入らなかった」などの猥談で賑わう卓へ押し入り、7000円のオナホールについて熱弁を振るうと、いよいよ周囲もドン引き必至という戦況と相成った。

「俺、ソープに行ってみたいんすよ」

 話が乗ってきたあたりで僕はそんなことを口にした。すると、ここまで「お前気持ち悪い」と賞賛の声を送り続けていた上司が眼の色を変えてきた。

「なに、ソープ行きたいの?」

「えぇ、人生の彩りを添えるためにも、行ってみたいのです」

 この時の僕はまったくの本心だったが、猿の発言は傍目には本心もクソもない。人目に映るのは酒の勢いだけだ。

 気が付くと上司と先輩たちがにわかに密談を始め、数分後に冗談とも本気ともつかない顔でこちらに告げてきた。

「今からお前をソープに叩きこむ。それも『お母さん』が出てくるところだ。存分に楽しめ」

 耳を疑う宣告だった。そんな近くにあるかよ〜と高をくくってみたものの、場所は神奈川県横浜市は関内。ネオンの花咲く伊勢佐木町は目と鼻の先だった。

 かくして飲み会が終わると同時に、2人の上司と1人の先輩に拉致された。上司の1人はちゃっかり予約電話をかけていたので、もう逃げ場はなかった。しかし、不思議と高揚感に満ちていたのは、童貞心とアルコールのおかげだったのだろう。

 

 予約していたソープは、飲み会会場から歩いて10分ほどの距離にあった。

 「がんばれよ」と肩を叩かれた僕は、同伴していた先輩とともに店に投げ込まれた。ちなみに先輩は直前まで共に贄にされるとは聞いておらず、「マジですか勘弁してくださいよぉ」と嘆いていた。なんだかすみません。ちなみに以前ルーマニアパブに連れて行ってくれた方と同一人物である。

 薄暗いフロアのソファに腰掛けていると呼び出しがかかり、話し合った結果、僕が先にソープされることとなった。この時も先輩に「がんばれよ」と肩を叩かれた。

 

 さて、奥に入るとソープ嬢とのご対面である。

「あらどうも、こんばんわぁ〜」

 ふと、入る店を間違えたのではないかと感じた。目の前にいたのはスナックのママを20歳ほど若くしたような女性だった。しかしエスコートされては断る理由もないし、そもそも酔っていたので「スナックのママを20歳ほど若くした感じ」とその時は認識できなかった。

 店内は上にかなり広く、2階ほど階段を登らされた。そしてアングラなマンションじみたドアを開くと、そこはまさにソープランドだった。

 ソープというものを初めて目の当たりにし、真っ先に驚いたのは「風呂がある」ということだった。

 あいさつもそこそこに服を脱ぎ、ナナフシじみた裸体のまま突っ立ていると、いそいそと服を脱いだ嬢が浴槽の蛇口をひねった。すると浴槽に瞬く間にお湯が注がれていき、気が付くと風呂になっていた。

「じゃあ中へどうぞ」

 こうして行為の前に湯船につかることになったのだが、この時の僕は「すごい!お風呂に入れるんだ!」という気持ちでいっぱいだった。童貞のため、ソープはカスタムメイド3Dの知識がなかったので、「ソープには風呂がある」という見聞は今までなぜか信じていなかった。

 だが、この時に僕は知ったのだ。「ソープには風呂がある」と。そして「行為の前に風呂に入り、その場で歯も磨く」という流れも知った。これは非常に大きな収穫だった。来るべきカスタムメイド3D2でソーププレイをする際、より鮮明でリアリティのあるシコ・ビジョンの創出につながるからだ。

 なにより、これまでWikipediaと風俗ライターの記事でしか知らない世界を体験できたことは、とても意義深いことである。まるで総括のような書きぶりだが、本番は以下からである。

 

 湯船に浸かりながら談笑しつつ歯を磨いていた僕だったが、ふと嬢の裸体がいまさらのように視線に飛び込んできた。

 この姿を僕は見たことがある。そう、脱衣所で鉢合わせた着替え中の母の姿だ。

 少したるみ始めた尻と背中。手足はどこか生活感にあふれた太さで、垂れ下がった乳房は、丘というよりはなだらかな坂を描いていた。

 その姿は、まさに「垂乳根の母」だった。

 上司の声がリフレインする。「しかも『お母さん』が出てくるところだ」と。

 幸いにもこの時は半ば夢見心地だったので大事には至らなかったが、もし理性ビンビンな状態だったら自死は必至だったに違いない。

 とはいえ、酩酊していても影響はゼロではなかったと思われる。

 湯船から上がり体を洗ってもらったところで「まるで湯屋だ」と思い、ふと『千と千尋の神隠し』の千尋でシコれそうな心情になったのだが、あいにくそこにいたのは垂乳根の母であり、起こるべきエレクションも起きなかった。

 今になって悟る。僕は若い子が好きであり、ともすればロリコンかもしれない、と。

 その後、気がつけばマットが敷かれ、言われるまま寝そべった僕は人生初の泡踊りの洗礼を受けた。おっぱい洗いといえば『新妹魔王の契約者』を思い出すが、垂乳根の母に体を使って洗われても、母と同じ湯船に浸かった幼き日がフラッシュバックするだけだ。

 さらにそのまま尺八に移るも、愚息の具合はあまりよろしくなく、射精無きままベッドの上に案内された。

 「上に乗る?」と言われたが、疲れるのは嫌だったので僕が下になると、なにやら騎乗位めいたことをされた。つまりあの時挿入していたのかもしれないが、この頃になるとなにもかもがフィクションじみて見えたため、真偽は闇の中だ。さらに69の体勢に(特に同意もなく)されて、ここで僕は生まれて初めて女性器を舐めた。このクンニの感覚は各所にフィードバックできるのでよしとするが、とりわけ興奮することはなかった。

 その後も嬢の献身的な手コキによって、射精か否かの境界を30秒くらいは彷徨えたのだが、結局時間いっぱい使っても射精には至らなかった。

 「ごめんなさいねぇ」と言いながら下着に脚を通す嬢の姿には哀愁が漂っていて、思わず僕も「なんかすいません」と深々と頭を下げた。日本人でよかったと心から思えた瞬間だ。

 

 かくして、射精することなくソープランドを後にした僕は、終電をはしごして東京まで戻り、途中でタクシーを拾って帰宅した。翌日の体調は最悪の一言であり、頭痛と胃部不快感が常に襲ってくる惨事となった。

 そんなバッドコンディションで目覚めては「あのソープランドは夢だったのだろうか」と思うものだが、財布の中には嬢のメッセージカード。脳内のメイとサツキが「夢だけど!夢じゃなかった!」と喜んでいた。僕はあまりうれしくない。

 ともあれ、人生初の風俗は、親切にも上司におごってもらえるという幸福かつ、垂乳根の母と抱き合うという貴重な体験となった。僕をソープに投げ込んでくださった全ての人に、この場を借りてお礼申し上げたい。本当にありがとうございました。そして当日飲み会に参加していた方々、いろいろとごめんなさい。次からは下ネタ控えるように気をつけます。

 

 

◯おまけ

wasasula.hatenablog.com

 当時ソープに行ったこともないのにこんな記事書いてなんかすみません。

 でも「橘巴はソープ本指名したい」という仮説は、今回の一件を通して確信に変わりました。すげえ指名したい。すげえ泡踊りしてほしい。そして「ソープ嬢としてのヒロイン」というのも、やはりありうるのではないかと考える。

 

◯蛇足

 今回、初の風俗で射精に至れなかったのは純粋に悔しいし、当面の目標として「風俗で射精する」を掲げていきたい。とはいえ、伊勢佐木町で垂乳根の母と面会するのは、今回限りでいいなという感じだ。若くてある程度身体にハリのある子のいるピンサロあたりから挑戦したい。

 そして上記を書いている最中に上司に言われた言葉を思い出す。

「お前、風俗デビューしたら深みにハマりそう」

 ごもっともですとはこのことか。とはいえ今すぐ行きたいわけでもない。見果てぬ夢として、遠い日にいつか叶えたい。