うらがみらいぶらり

チラシの裏のアーカイブ

気だるい時のビールはうまい

 ただ酒を飲むにしたって、体力やメンタルの状態は無視できないし、くたびれた体の時はやはり適当で気だるげな飲み方をするものだと思う。しゃれた飲み方ができる時とはMPが多く余っている時だろうし、オシャンティなバーに徹夜明けの体を引きずって行くようなものではない。

 適当な晩酌がなにを指すかは人それぞれだけど、僕の場合は、まぁ雑多にビールが飲みたくなる。

 元気な時は上機嫌に日本酒をあけるし、日本酒が出るようなお店に行く。だがクタクタになった体で日本酒と刺し身の上で箸を遊ばせる気などさらさら起きない。こういう時こそビールだし、雑に「生で」とか頼みたくなるものだ。

 で、まぁ雑多に生が運ばれ、なにも考えずあおるわけだが、これがグデグデに疲れた体にはどうしようもなくしみてくる。好きなのはハイボールだが、こういう時はハイボールだとなんかちがう。ビールでなくてはならない。ビールの入ったジョッキでなくては、気だるい体は受け付けないように思う。

 また、酒に合わせるつまみも、こういった場合は雑多である方がよい。枝豆とか、ポテトフライとか。くたびれた体に枝豆とビールはどうしようもなく合う。なにもしたくないような体は、枝豆とビールの機械的往復が似合うし、それ以上の処理を与えるべきでもない。

 どうしようもなく疲れて気だるい時の適当な飲酒はじわりじわりと染みわたる。コンビニに入り、枝豆と缶ビールを買って、ぼーっとテレビを見ながら晩酌にふける。グダグダな身にふさわしい時間だ。 

 それでも若干の見栄を張りたい時はあるし、そういう時はイギリスチックなパブっぽいところに行き、エールビールとフィッシュアンドチップスを頼めばいいのかもしれない。これならHUBでもできる。けれども僕はマッシュポテト的なものがあればそれが食べたい。まぁ、それが僕の今夜の夕食だったのだ。

 とはいえ、そういう飲み方をずっと続けるのも味気ない。バイタリティがある限りは、ポン酒とともにアジの刺し身をいただくような、そういう酔い方をしたいものだ。