うらがみらいぶらり

チラシの裏のアーカイブ

クロスオーバー二次創作について

二次創作の中でも、クロスオーバーというジャンルがある。異なる作品のキャラクター、および世界観が混在する形で展開する二次創作のことだ。

スパロボ界隈では極めてメジャーなこのジャンルだが、スパロボプレイ経験皆無な僕もこのジャンルが好きだ。遡ること6年前、高校一年のころに出会った「シン・アスカ×白河ことりSS」がその発端だ。

カンダムSEED DESTINYの主人公シン・アスカと、ダ・カーポのヒロインのひとりである白河ことりが、「アニメにおいて不憫な扱いを受ける」という共通点から絡まされたこのSSを、当時は東方も知らない自分はドハマりした。もとからシン・アスカが好きだったこともあり、「彼と同じくらい不憫なヒロインだって?」という関心から、白河ことりとシン・アスカの仲睦まじい光景を描くSSは非常に好みに突き刺さった。

しかし、「D.C.」本編をプレイするほど僕は勤勉ではなかった。白河ことりというCV堀江由衣なヒロインについて、僕は「このSSを読んで練られた想像人物像」しか持ち合わせていない。「白河ことりとは?」と聞かれても、「2chでシン・アスカとイチャイチャしていた女ァ…」とか回答できないのだ。

 

サークルの先輩で、「クロスオーバーは読者への負担がでかいよね」と漏らす人がいた。上記のようなことをふと思ったのは、この言葉がきっかけだ。

なるほど、たしかに当時であっても、白河ことりというヒロインを完全に理解するためには、ゲームをあますところなくプレイし、アニメも感想し、その上で各種グッズも補完しなければならなかった。正直な話、山河日本史テキストを通読する方が楽と感じるくらいには、負担の大きい営みだ。

自分のよく見知ったキャラと、見も知らぬキャラが仲良くやっている。そんな寝取られにも親しい心境を催させるジャンルが、クロスオーバーである。

作り手にとっては、「好きなキャラと好きなキャラが同じ舞台にいたら最高やん?」という衝動がある。しかし、一方でも知らないキャラであった場合、「クロスさせる意義とは?」という疑問を抱いてしまう。「好きだから」という感情以外にない二次創作に、いらぬ思考を巡らせる危険があるのだ。

人によって受け止められ方に極めて差がある。それがクロスオーバーという二次創作形態の特徴ではないかと考えている。

 

僕の中で、最近一番ホットなクロスオーバーは「ビビオペ×ゆゆゆ」だ。

なにも接点がない? 「ビビッドパンチ」という比類なき共通点があるでしょう。

なにより両者とも華の女子中学生、加えて華の変身ヒロインである。これだけの今日津店があれば、ビビッドチームと勇者部の交錯を見たいという気持ちに駆られるだろう。

しかし、両者とも履修を済ませているオタクは、決して多くない。ましてや、これだけの共通点を認識していても、「クロスオーバーなど邪道」と一蹴する人もいるだろう。その判断はかなり正しいし、クロスオーバーとは邪道な消費体系である。

それでも、僕の中では「ビビッドチーム(+れいちゃん)と勇者部の10人が様々な作品をめぐるビビッドパンチ活劇」という物語がすでに構築されている。それをあますところなく、骨の髄までしゃぶりつくせるのは、僕だけである可能性が高い。クロスオーバーとは、つまるところ「自分好みの二次創作を生み出す」という方向性に特化させた、DIY的営みなのだろう。

 

まとまりがない日記になってしまったので、コメント欄にみなさまの「俺が最高だと思うクロスオーバー」を記していただければ幸いだ。