うらがみらいぶらり

チラシの裏のアーカイブ

モチーフとコンセプトの使い分け・思い込み

先日、うっかり記事の中で「モチーフ」という言葉を使ってしまった。

うっかりというのは、あまり正確な意味を考えず、これまでのイメージから物を言っていたということだ。わるい大人である。

そして「モチーフ」という言葉を聞いて、僕の中でどこからともなく「コンセプト」という言葉が連想された。この二つの言葉が明確に違うだろうなとは思っていたが、もしかすると思い込みかもしれない。誤用もイヤなので、デジタル大辞泉に問い合わせた。

 

モチーフ(〈フランス〉motif)
《「モティーフ」とも》
1 文学・美術などで、創作の動機となった主要な思想や題材。
2 音楽で、固有の特徴・表現力をもち、楽曲を構成する最小単位となる音型。動機。
3 毛糸編みやレース編みで、いくつかの小片をつなぎ合わせて作る場合、その個々に編んだ小片。

 コンセプト(concept)
1 概念。観念。
2 創造された作品や商品の全体につらぬかれた、骨格となる発想や観点。「―のある広告」

 

これだけを眺めてみると、「モチーフ」は「組み合わせる小さなもの」、「コンセプト」は「全体をおおう大きなもの」、という雑なイメージを抱く。「題材」と聞くと巨大なものにも見えるけど、音楽や編み物の項目を見る限り、案外小さなもののようだ。

 

と、辞書的な意味を調べた上で、じゃあつい先日まで自分はどう使っていたのか、と考える。こういう時は、具体例にあてはめた方がすっきりすることが多い。

例によって、『結城友奈は勇者である』に対し、この二つのことばをあてはめてみる。

 

 ●『結城友奈は勇者である』のモチーフ 

→ 花、魔法少女、勇者、人身御供、お伽話

 ●『結城友奈は勇者である』のコンセプト

→ ビビッドパンチ(=問答無用ハッピーエンド)、行って帰ってくる物語

 

このようにして見てみると、僕は二つの言葉を以下のように使ってるなぁと気づく。

 

 ●モチーフ

構成する要素の方向性(主にデザイン/物語なら、作中での動き方)

 ●コンセプト

構成する要素のまとめ方(全体に与えられる属性ともいえる)

 

つまり僕は、演者の衣装や所作がモチーフ、演者の立つ舞台などがコンセプト、という捉え方をしているということなんだろう。雑。

 

こういった言葉の自己定義、使い分けは、かなり無意識にやっちゃってることが多い。定期的に見直しをしてみるのもおもしろいかもしれない。