読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

うらがみらいぶらり

チラシの裏のアーカイブ

性遍歴について

たまに「お前の性遍歴はおかしい」と言われる。それは否定できない。自覚があるくらいには自分の性遍歴は奇妙である。気が向いたので記す。

 

まず前提として、僕は20歳になるまでオナニーをしたことがなかった。

勃起したことがないからではない。勃起はしたが、それがえっちな気持ちになっているからだと気付いたのは高校生になってからである。そして射精に至ったのが20歳である。

 

その上で次に「性の目覚め」について記す。

性の目覚めは小4くらいである。ちょうどCCさくらが直撃した時期だった。木之本桜が僕に言い表しようのない感情を誘発し*1、やがて小5の時に「萌駅」の扉を叩いた。人生の終着駅である。

そこでハマったのは緊縛系であった。純然たる緊縛系である。ちんぽすら存在しない緊縛であり、プラトニックな緊縛とも言える。ひたすら女性が縛られている画像を閲覧し、その度に勃起した。再度断るが、射精はしていない。

 

このプラトニックな緊縛への志向は高校生に入るまで続いた。これは中学時代における性の環境が大きい。

FRIDAYが持ち込まれ、ネギま!が持ち込まれ、エロゲがプレイされ、同人誌が読まれの、いま思えば性のマダガスカルとも言える場所が僕の母校である。そうした環境でネギま!こそ読みはしたが、かたくなに緊縛への志向は崩さなかった。おそらく中二病によって「緊縛以外に寄り道などしねえ」という強いきもちが生まれていたのだと思う*2

 

このため、一般的なキモオタと比較して、一般的なえっちの経験値は取得が遅かった。そんな僕も高校生の時にニコニコ動画が直撃し、間の悪いことに東方に食われてしまった*3。好きな2面中ボスは橙である。

東方がなにをもたらしたか。百合という概念と、ちんぽが跋扈する同人誌という形式である。ここで僕は百合を選択し、一時期はよくいる気持ち悪い東方カプ厨となった。多くの人間が経験する儀礼である。

 

しかし緊縛への志向は失われなかった。かくして、緊縛と百合という二柱を持して大学生になる。

大学生になってからはコミケに毎年参加し、サークルもキモオタサークル*4に入ることで順調にキモオタとしての徳を積んだ。しかし、そんなことは誤差の範囲である。僕のターニングポイントは、大学2年生の9月に訪れた。自動車免許合宿である*5

 

そう、免許合宿のまっただ中に、僕は人生ではじめての射精を迎えたのである。

きっかけはささいなことだった。酒を買い、クソ重いDELLノートでTweenを見ながら、ふと「言い表しようのないなにか」が僕を襲った。酒で理性がゆるみかけていたこともあり、ズボンはすんなりと脱げた。勃起している。つかむ。「言い表しようのないなにか」に従いながら上下させる。そこに一切の自省は存在しなかった*6

話は変わるが、僕は夢精を結構経験している。夢精の時の「なだれこむような感覚」が、この時僕を襲ったのである。

気が付くと、僕は射精していた。僕はおどろき、そしてよろこんだ。

「あぁ、僕はオナニーに成功したんだ!」と。

もちろんTwitterに報告した*7。祝福の声が各方面から届き、SNSも捨てたもんじゃないと実感した瞬間である。

 

合宿を終えて東京に戻ると、オナニー成功を祝って友人がオナホールをプレゼントしてくれた。トイズハートの「転校生」である。早速ためしてみると、未知の感覚が僕を襲った。腰が抜ける、という体験を人生で初めて味わったのである。それ以来、「オナニーはオナホールでするもの」という認識がしばらく抜けなかった。

 

以上が、僕の性遍歴である。対面で話す時は、「僕は20歳ではじめてオナニーしました」でオチがつく。この話題は未だに切り札として機能しているのだから、すごいものである。

この記事で話したいのは、オナニーによって「こだわりへの執着」がなくなったことだ。

小5より緊縛を、高校より百合を教義として掲げてきた僕は、20歳の記念すべき日の後にこういう心境に至った。

「シコれればなんでもいいや」と。

百合であろうとなかろうと、緊縛であろうとなかろうと、射精までの過程では平等になったのである。これは、意外な発見であった。

この心境は、妥協ではなく、柔軟性の獲得である。どんなえっちなものにも、寛容になったのである。今では、ウンコと白目多すぎなアヘ顔以外は、比較的なんでもいけるようになった。いずれ、この二つも受け入れる時がくるのかもしれない。

 

こだわりを捨てることで、いろんなものに寛容になる。当然ながら、えっちなものに限った話ではないだろう。

*1:特にさくらカード編OPの衣装がやたらドキドキした。思うにあれがシコリティの元型なのだろう。

*2:このような方面に中二病が発揮されたことは、ある意味幸いである。

*3:半年遅れてボカロに直撃しなかったのは、不幸中の幸いである。

*4:ストパンキャラの「もんじゃ」について熱い論議ができる程度にはキモい。

*5:これから免許合宿へ行こうと考えている方へ。免許合宿はやめておきなさい。精神を破壊される。もとの人間ではなくなる。取り返しのつかないことになる。同様の理由でインターンシップにも行ってはならない。

*6:いつもはこの過程で「めんどくせえ」と思ってやめていた。

*7:記念すべきツイットはこちら。https://twitter.com/wasasula/status/115052891789729792