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うらがみらいぶらり

チラシの裏のアーカイブ

「ソーシャルゲーム汚染」という病気について

ゲーム インターネッツ CLIP

 先日、「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」というアプリがブシモより配信された。

 2013年の冒頭で一躍話題になった「ラブライブ!」のソーシャルゲームである。音ゲー要素を盛り込んでいる、ボイスは新規録り、といったことが事前に明らかにされ、配信までの間はにわかに話題となっていた。

 しかしふたを開けてみれば、賛否両論の大波乱であった。

 『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』感想まとめ (http://togetter.com/li/488426

 問題とされたことは主に2つある。

 ひとつは、「音ゲーとしての欠陥」である。音ゲーとはいえそこはソシャゲー、「レアなカードがいなければスコアが伸びない」という要素が隠されていたのである。

 いかに音ゲーの達人であっても、所持カードがゲーム開始時のみみっちいものでは、最高ランクには到底届かないのである。これに僕はやる気を削がれた。

 そしてもうひとつの問題は「課金ガチャのぼったくり」というものである。

 簡単に言えば、11回連続でカードを出すガチャを行うために、現金にして3000円を必要とすることが問題視された。しかも、3000円を出したところで目当てのカードが必ず手に入るとは限らない。これを指して「ぼったくり」と呼ばれたのだろう。

 僕はここで「それが問題なのか?」と感じてしまった。そして、この温度差は間違いなく、ソーシャルゲームに対する接触の度合が原因であると感じたのである。

 

 僕自身は、ソーシャルゲームのプレイ経験は平均以上、むしろ多い部類なのではないかと自負している。

 ためしにGREEとMobageで「やったことのあるタイトル」を数えてみたが、Mobageは26タイトル、GREEにいたっては64タイトルであった。さらに一瞬だけDLして消去したアプリをカウントすれば、総数は3ケタになるだろう。

 正気の沙汰ではない。その自覚はある。

 ではなぜこのような凶行に手を染めたのか。ざっくり言ってしまえば「電子なお金がほしかった」のである。

 いわゆる「広告ポイントサイト」というものを利用したことがある。というより今も使っている。これは特定の広告をクリックしたり、会員登録をすれば仮想ポイントが手に入り、一定ポイントをためるとウェブマネーなどに変換できるというサービスである。

 その中に「ソーシャルゲームのチュートリアル完了」というものがあるのだ。ゲームを開始し、バカでもできるチュートリアルをクリアすることで、20~40円相当のポイントが手に入るのだ。これをチクチク繰り返せば500ポイントくらいたまる。その500ポイントをウェブマネーに換金し、それでモバコインを買う。事実上タダで課金アイテムに手を伸ばせるのである。

 どうか怒らないでほしい。たしかにこの行いで、AppStoreのランキングがクソのようなソシャゲーで汚染されているし、それに加担している。それを悪いと思っている。しかし、「タダ」という言葉に人は弱いのである。

 そしてGREE限定の話だが、GREEでは特定のタイトルをチュートリアルクリアすれば、その時点でGREEコインが手に入るというサービスを行なっている。ウェブマネーに変える手間を省いてくれるのだ。以前はMobageもやってたようだが、現在は対応タイトルは全く見ない。

 いわゆる宣伝・顧客確保が目的とも見て取れるが、実態としてはユーザーのコイン稼ぎにしかならない。チュートリアルが終われば放置され、低レベルのアカウントが量産される。ただただ登録者数だけが増えていき、「○○万人突破記念キャンペーン!」のエサとなっているだろう。

 

 そういういきさつで、僕は100近くのソシャゲーのチュートリアルを行い、終わる度に放置をしてきた。おのずと「このタイトルのウリはここか」ということもなんとなく分かるようになり、あと100タイトルさわれば「ソーシャルゲームライター」などと名乗って記事を書くことができるかもしれない。

 同時に、いくつかのタイトルには課金を行った。といってもまだ2タイトルだけであり、うちひとつは前述のタダ稼ぎポイントで課金を行った。タダとはいえ、課金に変わりはないが。

 こうした中で、自然と「これは強いカードがなければロクに回せない」「強いカードを獲得するためにはこれだけの出費が見込まれる」といったことを飲み込んでしまったように感じている。「11枚3000円」と言われても、「やや高いかもしれない」としか思えず、「ぼったくり」という発想に至れなくなりつつある。

 

 この現象を、僕は「ソーシャルゲーム汚染」と呼ぶことにする。そのままである。もっといい名前があれば募集したい。

 問題なのは、僕がこの状態になっていることではなく、おそらく大多数のソシャゲーユーザーにとっても、同じ症例が認められるかもしれないことである。多くはバズドラやらモバマスやら、特定のタイトルに入れ込みすぎて汚染される可能性が高いが、「課金への慣れ」という現象は同一であろう。

 彼らがハマってしまう限りは、おそらくソーシャルゲームというものはなくならないと思う。彼らがどこかで飽きるまでは、ガチャに無言で金が投じられると思っていいだろう。

 

 

 最後に、これまで僕がふれてきた中で、印象深かったタイトルを紹介したい。この中から自分が骨を埋めるガチャを探すのも、まぁアリっちゃアリかもしれない。預金とのケースバイケースで。

 

・JKヴァルキリーズ

 僕のソシャゲー処女を破ったタイトル。GREE。

 「ラグナロクを前にしてヴァルキリーたちが一斉に消えたので、代わりにオーディンが女子高生をヴァルキリーとして招集する」というクレイジーな設定が個人的にツボ。カードの半数は制服姿の女子高生だが、同じカードを集めるとやがて羽が生えて制服を脱いでしまう。悲しい。

 去年の末からサービスを開始したらしいが、未だに「○○万人突破!」は見たことがない。ひょっとすると近いうちに配信停止になるかもしれない。悲しい。

 一番プレイ歴は長い。課金はタダポイント100%。最近飽きて放置した。

 

・ドリランド

 タダポイント欲しさにチュートリアルだけ遊んだ。言わずもがなGREE。

 今やってみると、こんなものが流行る理由というのがまるでわからなくて困惑する。が、自分とは違う文化圏の人が遊ぶんだろうと思い、ひとりで納得した。

 

・絶対防衛レヴィアタン

 ちょうど今アニメがやってるらしいですね。見てないけど。GREE。

 突然異世界に召喚されて「あなたが世界を救えます!」と人外美少女に迫られるアレ。解説が割と雑。ソシャゲーがなんたるかを知るにはちょうどいい。

 無駄に花澤香菜ボイスが飛び交うが基本的にワンパと思うべき。

 

・レジェンドオブモンスターズ

 神撃のバハムートのMTG風味。カード名も含めて。GREE。

 無駄にリアリティな感じが受け付けなかったけど、逆に神バハ苦手な人はこっち向いてるかもしれない。

 一応10万人は突破しているみたいなのでしばらくは安泰かもしれない。

 

・メタルギアソリッド ソーシャル・オプス

 アプリDL型。GREE。

 ブラウザ型とアプリ型でここまで違うのかと思い知らされる程度にグラはよい。iPhone5でPSPのOPS並の画質。

 無料ガチャで引いてくるのはソ連兵。このへんもOPSっぽい。

 

・神撃のバハムート

 水川あさみが出てるCMが地味におもしろかった。Mobage。

 時間を投資する必要があるが、無課金でもまともなデッキを組めるのが最大の強み。ユーザー間のカードのやりとりも活発で、おまけに通貨代わりのアイテムはたまに安売りされる。一番市場は活発かもしれない。

 なぜかリアルマネーを課金してしまったタイトル。多分7500円は投じている。それもこれも全部オーキスちゃんがいけない。

 

・シンデレラガールズ

 アイマスのアレ。課金筆頭。Mobage。

 神撃のバハムートをやった直後ぐらいに始めたので、クエストの進めにくさとかが地味に辛かった記憶。一応無課金でもそこそこのデッキは組めるらしい。

 そしてなぜかハマらなかった。自分が神撃のバハムート的なものの方が好きになれるのだな、と感じた瞬間だった。

 

・ミリオンライブ

 アイマスのアレその2。GREE。

 モバマスよりもクエストは圧倒的に進めやすかったが、その分一定レア以上のカードがまともに出てこない。ザコしかたまらない。基本的に課金必須だと感じた。

 アニマス絵は地味に杏仁豆腐大聖人よりも好きだったんだけどなぁ。

 

・萌え騎士ぐんぐにる

 すでにタイトルがなんかアレでアレ。Mobage。

 これをはじめとしたインブルー系列のゲームは基本的にカードを使いまわしてるので注意が必要だぞ☆ 超契約も超破壊もみんな同じだぞ☆

 ただかわいい子は一応いた。あとゲーム内マネーでガチャを回せたのは地味に好評化。

 

・単車の虎

 トップセールス1位2位にいた気が。Mobage。

 カードじゃなくてパーツを買っていくタイプ。より「モノ」を買ってる感じがしてすっごくドライ。アイテム課金制のなんたるかがわかるような気がする。

 インターフェイスは全体的にしょぼい。そういうのはセールスにそこまで影響しないのかもしれない、などと感じさせられた。

 

・ガールフレンド(仮)

 CMが流れる度に目のやり場に困る。Ameba(アプリDL型)。

 佐藤聡美に釣られてDLしたはいいが、そろそろ起動しないまま4ヶ月くらい経つ。未だに「新規」の二文字がアイコンに飾られている。

 そろそろ遊んでみようと思います(震え声)。

 

・ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル

 前述の通り、音ゲーの部分がいろいろとキツイ。ガチャはやや高めと思うのは、だいたいのタイトルで見られる「初回1000モバコイン」みたいな安売りスタート制度がないため。あればまだ適正だと感じる。

 延々と穂乃果ちゃんの声を聞き続けられる装置と思えば、無料であっても安かろう。