エロゲヒロインの父

「父さん、会社辞めて、エロゲヒロインやっていこうと思うんだ」 中学2年の夏、父は唐突にそう切り出した。夕食の時で、その日はナポリタンだったことをよくおぼえている。 母も僕も言葉を失った。ようやく僕が口を開いたのは5分後だった。 「……なんでエロゲヒロインなの?」 「憧れだったんだ。父さんの。昔から」 「………