うらがみらいぶらり

チラシの裏のアーカイブ

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『シノアリス』について ~通信エラーに抗ってメンヘラのポエムノートを読む物語~

梅雨も間近に差し迫った6月6日、一冊の「物語」がリリースされた。スクエニの新作ソシャゲ、『シノアリス』である。 『ドラッグオンドラグーン』や『ニーア』シリーズを手掛けたヨコオタロウを原作・クリエイティブディレクターに据え、「それは最悪の『物語…

「ジャパリパークに男根は……いらないッ!!!!!」

Mステ上陸を果たして勢い冷めやらぬ『けものフレンズ』。しかし勢いはいつだって山火事の原因となる。今日話題になってたのは「けものフレンズから成人向け二次創作を追い出せ」運動である。 www.change.org よもや2017年にもなってこの手のシュプレヒコール…

ジータのシコリティ論 ~可変・中立・至近~

先日、グラブルのエロ同人誌において、どんなキャラが多く登場するかを調査した。その結果、最も登場しているキャラクターはジータであることが判明した。 wasasula.hatenablog.com 1年前はナルメアとカリオストロに順位をゆずり、ダヌアと席次を同じくした…

グラブルの女たち2017 ~最新のスケベ十天衆 傾向と対策~

昨年の4月に、とらのあなに置かれたグラブルのスケべ本を数え、登場キャラクターを集計する遊びをした。 wasasula.hatenablog.com この集計から9ヶ月ほど経つ。当時からキャラクターはさらに増え、既存キャラもスキンをもらったりバージョン違いが出たりと、…

カルデアの女たち ~FGOエロ本における登場サーヴァントと、今後の展望について~

アニメやゲームと問わず、人気になってきた作品を目の当たりにすると、必ず気になることがある。「一体誰が一番シコられているのか」ということである。 数多の偉人・英雄が結集する「未来を取り戻す物語」は燃えること間違いなしだが、起源はやはり「アーサ…

2017年冬アニメ感想 その2 ~冬の東西冷戦 けものフレンズ vs ハンドシェイカー~

つい昨日「今年の冬はちょっと控えめ……に見せかけて、チラホラと爆弾も見かけている」なんて書いたが、それは真っ赤な嘘だった。特級の核弾頭が二発も埋められていた。『けものフレンズ』と『ハンドシェイカー』。それがこの冬に東西冷戦を産み出している、…

「『フリップフラッパーズ』トークショー 〜ピュアライブ〜」まとめ 前篇

1/13(金)、新宿のロフトプラスワンにて、「『フリップフラッパーズ』トークショー 〜ピュアライブ〜」が開催された。もちろん足を運んだ。端的に言って、最高の時間だった。 ロフトプラスワンを訪れたのは初めてだったが、アングラとサブカルを煮詰めて歌…

着衣フレームアームズ・ガール/着衣メガミデバイスのススメ

フレームアームズ・ガール、およびメガミデバイスに、ドール用のお洋服を着せる遊びを布教する。みんなもやろうぜ。

ありがとう。フリップフラッパーズ。 〜『フリップフラッパーズ』全13話を終えて〜

『フリップフラッパーズ』全13話を観終えて。ありがとう。フリップフラッパーズ。

ゼロ年代への「帰還」 ~『劇場版 艦これ』感想~

11月26日。満を持して、巨大な泥舟が出港を果たした。『劇場版 艦これ』のロードショーである。 振り返れば、『シン・ゴジラ』『君の名は。』などなど、今年は邦画が大当たりの連チャン状態。つい先日も『この世界の片隅に』が好調な滑り出しを見せている。…

綾が紡ぐ「最初のきんいろの日々」 ~『きんいろモザイク Pretty Days』感想~

『きんいろモザイク Pretty Days』を観てきた。あのモザシコで燃え上がったハローの春からも1年。ひさびさのきんいろの光を前に、僕はこうなっていた。 きんモザPD観終わりました。今の率直な感想です。 pic.twitter.com/8NOryvPwTb — わさすら (@wasasula)…

アニメ10,177作品から、僕が観た434作品をふりかえる

はじめに さて、感覚的・私的なおすすめアニメの紹介は、この前やった。となれば次は、徹底した母集団との照らし合わせ、すなわち「僕は生まれてからこれまでどんなアニメを見た上で、このアニメをオススメしているのか?」という壮大な検証に他ならない。 …

カゲプロ映画を観に行き、虚無となり、3Dメガネを買ってきた

『カゲロウデイズ-in a day's-』を観てきた。その理由は「今年一番のクソ映画だ」という下馬評を確認したからである。 「トイレで20分間クソしてた方がマシ? それは観なきゃな……」という悪魔のささやきである。そうはいっても、今年はすでに実写テラフォな…

我々は、まなざし村からシコリティを見出すことができる ~駅乃みちかの場合~

駅乃みちかに注がれるまなざし村のまなざし。今日も今日とてフェミニズムを掲げたカルト教団の焼き討ちが執り行われる。

「HiGH&LOW THE RED RAIN」前夜祭に行ってきました

10月7日、月最初の金曜日の23時。街は二次会三次会ムードに包まれる中、僕は新宿ピカデリーへ駆け込んでいた。 「HiGH&LOW THE RED RAIN」前夜祭に乗り込むためである。 high-low.jp 映画第一作「THE MOVIE」ですっかりハイローにメロメロになってしまい、「…

僕が無難に人にオススメするであろうアニメ10作品

はじめに はてなで高確率で見かけるもの、それは「おすすめアニメ紹介」である。 おすすめアニメと言っても、本当に好きな作品をチョチョイッと抜粋したものから、立派にランキングにしたものまで形式は幅広い。また、内容も異様に濃密なものから、アフィリ…

『シン・ゴジラ』は特上ステーキ映画なのでぜひ観に行くべき

『シン・ゴジラ』を観た。結論から言えば、この映画はもう純粋におもしろく、見応えバツグンだった。 例えるなら上等なステーキをたらふく食う感覚。分厚く、食べごたえがあり、食後はおなかいっぱいになる。にも関わらず、不思議と胃もたれしない。そんな絶…

ごちシコ論入門 第5回 「髪の匂い」から検討するごちうさヒロインたち

世間では、しばしば「◯◯たんの髪クンカクンカしたいよぉ(野太い声)」という叫びを耳にする。ルイズ帝国が隆盛を極めた古代より伝わる、オタクの愛情表現だ。 だが、このフレーズを使う人には、「美少女の髪の毛を嗅ぐ変態的な自分」を誇示する意図で使用す…

童話『みやもくんの1にちは50えん』

ある日、みやもくんは、インターネットひろばにやってきました。 みやもくんは、ブルーシートをひろげると、そのまんなかに立って、こう言いました。 「ぼくは、プロブロガーだ! ぼくのまわりの5メートル、このブルーシートをしいたところが、インターネッ…

はいふり学入門 第2回 主計科研究 [2016.07.12追記・修正]

気が付けば放送が終わってしまったが、はいふり学入門第2回を何事もなかったように開講したいと思う。 今回は、なにかと出番の多い主計科に焦点を当てる。というのも、参考資料が機関科に次いで多く、キャラクターの掘り込みが比較的用意だからである。 第…

はいふり学入門 第1回 機関科研究

『ハイスクール・フリート』も今週で7話目に突入する。 「あっという間の折り返し地点だ」と言えればよかったのであろうが、「シナリオが雑」「設定が雑」「BGMが不適」「作画が怪しい」などなど、きな臭いウワサはキリがない。さらに遅々とした話の進みに対…

『ずっと前から好きでした。』の応援上映が、アマゾンの秘奥探検だった件について

『ずっと前から好きでした。 告白実行委員会』という映画が公開されている。通称「告白ハニワ」ともいい、どことなく白石監督の新作のようにも見えるが、HoneyWorksというクリエイター集団*1が手掛ける作品群の映画版とのことである。 この映画の「応援上映…

実写版『テラフォーマーズ』で、はじめてのテラフォーマーズ。

実写版『テラフォーマーズ』を観に行った。 あまりにもヤバいウワサしか聞かないので絶対にGW中に観に行こうと思っていたが、貴重な連休を潰すのはもったいなかったので、仕事帰りに火星へ突撃した。 テラフォーマーズは漫画もアニメも一切履修したことがな…

はいふりはビビオペなんかじゃなく「艦これの仇討」なんだと主張したい

「はいふりはビビオペ」などという妄言をどこかで目撃してしまい、以来ずっと悲しみに暮れている。 なにがどうビビオペなんだ。もし水上スキーだけでビビオペ認定したのなら殺害やむなしだろう。そんなことをずっと考えながら、4月が終わった。 そういうわけ…

グラブルの女たち

グラブルを本格的に開始してそろそろ1週間になる。 登録自体は数カ月前にしていた。しかし、スタダで最強無敵美少女フィーナちゃんを引き取って満足してしまい、ストーリーすらロクに進めていなかった。 そこに無料10連期間とかいう頭のイカレたキャンペーン…

カスタムメイド3D2 期間限定バレンタインイベントが最高だったという話

はてなブログの運営は、今日がなんの日であるか、そっと教えてくれる。 今週のお題「バレンタインデー」 だからなんだと問い詰めようにも、今やキモオタ巣食う秋葉原ですら「チョコレートくばりま~す♡」とアニメイトでチョコレートをばらまく時代である。あ…

Copy__writingと青春基地、「他人のことばを自分のことばにしてしまう」ということ[2016.02.01追記]

昨日からずいぶんと騒ぎになっていた。コピペ&無断転載クソヤロウアカウントはたださえ地獄なのに、それが「10代が記者をするWebメディア」のインタビューを受けたのだから、もう末法です。諦めてみんなで仏門に入りましょう。 ただ、仏門に入る前に、今回…

『ビビッドレッド・オペレーション』レビュー(2013年執筆)

まず、アニメの視聴方法には、大まかに二つのスタンスが存在します。 ひとつは「脳で観る」というスタンス。シナリオの論理性や、キャラの動向など、あらゆる要素を「考え」ながら視聴するというものです。 もうひとつが「脊髄で観る」というスタンス。論理…

「今期ってもしかして荒野なんじゃね?」という感じの2016年冬アニメ感想

前期は忙しくてあまりアニメを追えなかった反動か、今期は飢えた獣のようにいろんなアニメを見ている。だいたい放送枠の8割くらいはタッチし、何気に人生で一番多くアニメを見てる気がする。 で、作品ごとに感想を書こうにも、元来マジメな方ではないので、1…

ガラスの花の見立て方 〜『ガラスの花と壊す世界』感想〜

『ガラスの花と壊す世界』を見てきた。というのもインターネッツの知り合いから口々に「お前は見に行け」と突かれていたからである。 彼ら曰く、「見どころは皆無」「カントク絵が最低限のシナリオで動くくらいの価値」「SF版ごちうさ」などなど。「そびえ立…

鹿島のシコリティに関する調査ノート ~多要素に起因する工業的シコリティの是非~

艦これに鹿島(練習巡洋艦)が登場してから一ヶ月が経った。その間にインターネッツにはスケベ非スケベを問わず大量の鹿島のイラストが出回っている。 RTで回ってきたと思ったら鹿島、絵師が新刊を発表したと思ったら鹿島、そんな状況がかれこれ一ヶ月続いて…

赤髪ツンデレヒロイン入試問題 解答・解説

先日、怪文入試問題をリリースした。 こうして入試問題ができあがった pic.twitter.com/Hm669OpyLa — わさすら (@wasasula) 2015, 11月 10 気が付くとあれよあれよとRTとFavが積まれて「なんだかすごいことになっちゃったぞ」と思った次第だ。 そして想像以…

『空戦魔導士候補生の教官』を用いたアニメのおもしろさ基準値適正化療法について

概要 どんなアニメを見ても面白いと感じない。この症状は個々人の「おもしろさ」の基準値が高くなることで発生することが多い。よって、最も効果的な治療法は上昇した基準値を下げる処置である。 基準値低下の一般的アプローチは投薬処理とされている。21世…

2015年秋 ラノベアニメ聖杯戦争

ラノベアニメが多く放送されること自体は、別段めずらしいことではない。 先の「冬の四大」は、近年稀に見るホットスポットだった。その理由は、単に「ラノベだから」ではなく、話の内容や方向性が全て近しいものだったからである。 だが、それを差し引いて…

フライデーナイトにバイオレンスなスパイを 〜『キングスマン』所感〜

先日『キングスマン』を観に行き、大変に満足感を得られた。そして何も言わずに2周目へ突入し、さらなる満足感を得て帰ってきた。その内実をざっくり言い表すなら、 「うん、そうだ、これでいい」 つまるところ感動というよりは納得で、純粋な娯楽として背…

「シコリティのユニバーサルデザイン」について再考

本日、以下の様な怪文書をインターネットへ放流した。 結局今日の成果物はこの怪文書だけだ pic.twitter.com/FsL9OuoS3y — わさすら (@wasasula) 2015, 8月 23 これは唐突な思いつきというよりは、再考の機会である。以前、ヘスティア旋風を目の当たりにして…

これまでの『空戦魔導士候補生の教官』

夏アニメもすっかり折り返し地点にさしかかろうとしている。すでに各々の今季推し作品も固まり、日夜布教や論争、あるいは自家発電にはげんでいることだろう。 話題性なら『がっこうぐらし!』、安定した癒やし枠に『のんのんびより りぴーと』や『干物妹!…

みんな!カスタムメイド3D2が発売したぞ!

ついに発売だ! カスタムメイド3D2! みんなー! はっちゃけてるかーい!! 僕はといえば日中は仕事のためすぐに買いにいけず、「予約してよかった」と思いながら受け取ったのが20時、帰宅後にあれこれしていたせいでプレイ開始が24時ちょうどとなってしまっ…

「最強への方程式-メソッド-」が生み出す特異点 ~『空戦魔導士候補生の教官』第1話 所感~

今年の冬、「四大」と呼ばれたラノベ原作アニメと、「魔王」と僕が勝手に読んでいた『ISUCA』というアニメが放映されていた。それぞれ甲乙つけがたい個性を持ち、多くのソムリエでにぎわったこの時期は、まさにグランドクロスとも言えるクールだった。 それ…

お前のMADを呼び起こせ 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』所感

暴力がこれほどまでに心地よいとは夢にも思わなかった。 そして影響力も異常だ。映画館を出た直後は実感がなかったが、帰りの電車に揺られ、窓から車をぼんやり眺めていると疑問が湧いた。「どうして火を噴いていないんだ?」と。 そう、ついに観てきました…

【ネタバレ有】咲き誇るスクールアイドル 〜『ラブライブ! The School Idol Movie』を観に行ってよかったという話〜

『ラブライブ! The School Idol Movie』、観に行ってきました。 公開日初日、奇声を上げながらサイリウムをふりまわす人が現れないかなぁと期待しながら劇場へ足を運んだのですが、15時の新宿ピカデリーは思ったよりも平和で、ごく普通の満員御礼シアターと…

ごちシコ論入門 第4回 チノシコをめぐる4つの主義

第3回では、ごちシコ市場全体の現況を調査し、明らかになったチノシコのヘゲモニー性について論じた。 <a href="http://wasasula.hatenablog.com/entry/2015/05/13/000140" data-mce-href="http://wasasula.hatenablog.com/entry/2015/05/13/000140">ごちシコ論入門 第3回 チノシコはヘゲモニーなのか? - うらがみらいぶらり</a>wasasula.hatenablog.com その根幹とは、インモラルを許容するファンタジー…

ごちシコ論入門 第3回 チノシコはヘゲモニーなのか?

実に5ヶ月ぶりの開講である。ごちシコ論入門、第3回はごちシコの薄い本の展望と、現行のごちシコにおける最大勢力・チノシコの考察である。 今回開講した動機は以下の記事である。 <a href="http://d.hatena.ne.jp/thk/20150505" data-mce-href="http://d.hatena.ne.jp/thk/20150505">【ロリコン帝国】とらのあなの『ごちうさ』 同人誌一覧が酷すぎるw</a>d.hate…

「ヘスティアの紐」に1000円を出すひとびと

ここに一本の青い紐がある。それだけでは、そこまで価格はつかない。しかし、この紐に次のような名前を与えてみよう。 「ヘスティアの青い紐」 ロリ神様のおっぱいを支え、持ち上げる奇跡がごとき紐。もちろんフィクションの存在だ。では、それが現実に手に…

サンリオ産ジェットコースターが最高だった話 〜『SHOW BY ROCK!!』第1話所感〜

巷で「『SHOW BY ROCK!!』がケモだぞ」というウワサを聞き、ケモ属性を持つ僕は脇目もふらず1話の門を叩いた。 3月末に書いた記事では「サンリオ産けいおんがくるで」と書き、けいおんが好きなら無難に好きになるだろうという認識だった。ぶっちゃけ、きん…

必殺技でぶん殴っていけ 〜『血界戦線』第1話所感〜

『血界戦線』の第1話が放映された。ニコニコ動画でも配信が開始され、多くの人が手に取れる状態となっている。 その感想を一言で述べると「意外な出来」であった。品質の問題ではなく、「なるほどこの方向できたか」という意外性である。というのも原作エピ…

シコリティのユニバーサルデザインについて

どのクールにも一人はスケベなヒロインがいるもので、そんなヒロインが複数存在すれば、たちまち花のシコリティダービーが幕を開ける。 そして、もれなく今季もダービーが開催され、その先陣を神速がごとき勢いで駈け出したのが、「ダンまち」こと『ダンジョ…

「神格」という物語解釈について

巷では春の新番が始まる一方で、『ラブライブ!』2期が再放送を開始している。 思えば1年前、社会人デビューでささくれた心に、ラブライブ2期は恵みの雨のように染み込んだ。とりわけ1話は、穂乃果が「雨やめー!」と叫び、本当に雨を止ませてから『それ…

それでも社会に出なくてはならない新社会人へ

にわかに信じがたいが、社会人になってから1年経ってしまった。 1年前の今日、就活以来のスーツを着て、満員電車に詰め込まれて会社へ向かった。まるでアウシュビッツへ運ばれるユダヤ人のようだと思い、願わくばこのまま転覆事故に遭って人生が終わらない…

「2015年冬 クソラノベアニメの旅」を終えて ~四大ラノベアニメを総括する~

冬が終わる。荒涼たる冬が、戦争の影を落とした2015年の冬が、静かに去っていく。 21世紀最大の悲劇『魔法戦争』より1年。復興の兆しの中に現れた、4つのラノベ原作アニメを前に、多くの人々が震撼した。 やがて、畏敬の念を込めてそれらは「四大」と呼ば…