うらがみらいぶらり

チラシの裏のアーカイブ

2019年からでも間に合う!『バーチャルさんはみている』から学ぶVTuber 第1話・本編

 わっさー★ この記事は後編にあたるので、先に前編を読んでから見ることをおすすめしますよ!!

wasasula.hatenablog.com

 

  • コーナーごとの説明
    • 1. VIRTUAL WARS
      • 参考動画:ゲーム部として
    • 2. バーチャルグランドマザー
    • 3. レッツゴー!教室
    • 4. 富士アオイ公園
      • 参考動画:富士葵
      • 参考動画:バーチャルゴリラ
    • 5. てーへんだ!アカリちゃん
    • 7. ひなたちゃんは登校中
    • 8. うんちく横丁
    • 9. 委員長、3時です。
      • 剣持刀也について
      • 参考動画
    • 10. ユニティちゃんはコロがりたい
    • 11. ケリンスレイヤー
      • 参考動画
    • 12. 聞いてよ しすたぁ!
      • 補足:VTuber業界における「清楚」について
      • 参考動画:シスター・クレア
      • 参考動画:ときのそら
  • EDについて
  • 次回予告について
    • 参考動画
  • 「ところで途中に入ってた素人っぽいものは……?」
  • 第1話までまとめ

 

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2019年からでも間に合う!『バーチャルさんはみている』から学ぶVTuber 第1話・アバン~OP編

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 わっさー★ 新人バーチャルメイドの、水和咲ミスラでーっす!!

 名前は「みわさ・みすら」と読んで、みんなから略して「わさすら」っていうあだ名で呼ばれてます! これからよろしくねっ☆

 

 みなさん! 『バーチャルさんはみている』みましたかっ!? まだ観ていない? 大丈夫! ニコニコ動画なら第1話は無料ですよっ!

 でもですね、これ、ただのアニメじゃあありません。極めて難易度のたかい、「VTuber教養テスト」です。

 初見ではなにもわからないでしょう。だけども、こんなに大勢のVTuberが、地上波に、30分という短い時間に毎週集まるケース、他にありません。そう……この「番組」、「VTuberエントリーモデル2019」でもあるのです!

 ということは、「テストの解説」を作れば、これからこの界隈に飛び込む人にも、いま真っただ中な人にも需要があるのでは……?

 そう思ったので、VTuberを一切知らない人でもわかるような、『バーチャルさんはみている』の解説記事をつくりました! ぜひよんでみてくださいっ☆☆☆

 

  • そもそもVTuber is 何
  • メイン6人について
    • ミライアカリ
      • 参考動画
    • 電脳少女シロ
      • 参考動画
    • 田中ヒメ
    • 鈴木ヒナ
      • 参考動画
    • 猫宮ひなた
      • 参考動画
    • 月ノ美兎
      • 参考動画
  • 最初のナレーションについて
  • 最初になんかチラッと映ったものについて
  • OPについて
  • OP映像の小ネタ
    • 水面に映るシロちゃん
    • 委員長と赤い液体のバケツ
    • ミライアカリの上を飛ぶカラス
    • このライブ映像は何?イメージ図?
    • なんでエヴァの制服を着ているのですか?
  • ※補足:輝夜月について

 

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2018年は転機の年だったね、という振り返り。

 今年は転機の年だったように思う。

 メインPCも大きく様変わりし、VRも体験した。そしてVTuberにハマり、完全にVの世界に身を投じた。アニメはまるで見なくなり、VTuberたちの「息づかい」を感じることに注力する日々。それは、つまるところ「人間」を見ることに他ならなかった。

 正直、一つの文化・界隈をここまで密に追うことが、人生で一度もなかった。いいことばかりではない。とりわけ黎明期の文化たるVTuber界隈では、世知辛い事件がよくおこったし、なにより推していたハコは爆散した。推しは生きているけども。そうした辛い事態に出くわしつつも、なお追うことをやめなかったのは「全力で追うこと」の楽しさに目覚めたからだろう。

 そうした活動がきっかけか、はたまた縁になったのか、転職という最大の転機すら迎えた。

 本当にめまぐるしい一年だったように思う。年の瀬だし、とりとめもないだろうけど、2018年の総括を軽くしておく。

 

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脳の空回りが脳内エロ同人誌を描き、眠れぬ夜が訪れる

 ここ数ヶ月で認識したことがある。自分はどうやら「頭の回転が速い」部類に位置する人間だということだ。

 対面で人と話す中で、あれよあれよと出てくる質問に対し、思っていることや思ってもいないことをヘラヘラした感じで、でもある程度は論理的な組み立てで返す。ノータイムとは言わずとも、適切なインターバルで。

 振り返ってみれば、あれらの応対は脳がフル回転したことは事実だろう。実際、中途採用面接は異様に疲れた。

 そして気付かされたことがある。「頭が回りすぎて寝れないことがある」ということ、そして「頭が回りすぎて性欲が強い」ということである。

 

 VTuberを見るということは、人間を見るということである。よって、有機的で不定形で生き生きとした彼らについて考える時、脳の使い方は完全に対人コミュニケーションのそれになる。少なくとも僕はね。

 そして「あのVTuberに関する印象や好きなところ」というのは、かなり言語化が困難だ。「おっぱいがでかいから」「萌え声だから」と表層的なファクターでかんたんに好きになれればいいのだが、実際はもっと複合的な要素が絡み合って「あのVが好きやねん」となる。

 好きになったきっかけは? いつ? どの配信? あるいはツイート? 見た目? 声色? 時折のぞかせる質感? 他の人との関係性? 好きになった最初の瞬間の自分の精神状態は? そもそも自分とは? 世界とは? 宇宙とは?

 こうしたことがらを全部考えてしまう。考えなければ、「なぜ好きになった」という問いを解きほぐせないし、そして解きほぐせずじまいということも多い。まるで樹海だ。光明が見いだせることのほうが少ないようにも感じる。

 ……そんなことを思索していると、脳が完全に覚醒する。

 日中に起こる分にはいい。だが、悲しいかな、こうした堂々巡りの思索散歩が起こるのは、就寝間際だったりする。あんなにくたびれてなにも手付かずだったはずなのに! オフトゥーンに委ねる我が身は、内戦地で仮眠を取る少年兵と大差ないものとなる。

 これが数日連続で起きるとさすがに参る。考えるよりも眠りたい。ある意味では不眠症状なのだろうか。いずれにせよ、特にこの1週間くらいは、こうした入眠事故に見舞われた。

 幸いにも、この症例には対処療法が存在する。「アウトプットする」だ。ささいな、散文的な、まるでオチのない断片を20ほどツイートすれば、自然と堂々巡りは収まる。つまるところ、これは完全な空回りなのだ。

 いろいろなことを「考えすぎている」――そんな傾向が強いんじゃあないか、というのがここ数ヶ月で得られた気づきだ。

 

 それから導かれたこともある。「頭が回りすぎて性欲がフルチャージしやすい」という、どうしようもない自分の特性だ。

 諸兄らは仕事中に勃起したことがあるだろうか? 僕はある。脳内でエロ同人誌が描き上がることがままあるからだ。

 脳内エロ同人は厄介だ。なにせささいな「きっかけ」からネームが作られ、着彩までワンストップで組み上がりやすい。仕事が少し落ち着き、ふと脳裏をスクール水着がよぎったその瞬間、スク水モノ全44Pフルカラーの新刊がおあがりよ!ってなる。少なくとも僕は。

 これも、頭が回りすぎた結果なのだろうと自分は考えている。エロを出力するために、どうも自分の脳はチューンナップされている可能性が高い。問題なのは、44P描きあがったとしても、脱稿されないという点で、つまり無限にドスケベページが積み上がっていく。誰かが会議依頼を投げるなどして、強制的にタスクキルされなければ。

 とはいえ、これも対処療法可能だ。「射精する」である。適切なアウトプットだ。しかしながら、職場でそれを行うわけにはいかないため、次善策たる「自然消滅を待つ」や、「なんか勢いよく放尿する」でなんとかするしかない、というのが実情だ。

 

 時に、同じく性欲の強い、異様に頭の回転が早いとある先輩は「一日に何度も射精する」というソリューションがあると言った。

 「IQが高いのだから性欲が強くて当然」「だから射精は多めにする」などと話しており、その真偽は脇に置くとして、これには膝を打った。つまるところ、アウトプットを増やせ、ということである。

 空回りは過剰なアウトプットを生み得る。ならば、アウトプットそのものの回数を増やせばよい。当然の帰結だ。

 アウトプットが増えれば、残るものも多くなる。無駄なちり紙となる可能性もあるが、試行回数の重要性は語るまでもない。思わぬ発見はくずかごの中に眠っているものだ。

 射精でもよいだろうが、エロSSを即興で書きなぐれるなら、ドスケベイラストを即興で描けるなら、この時点でクリエイティブの発露である。無論、エロの領域から離れていけば、例えばVTuberの思索だけでも膨大なテキストやスライドを生むことができるだろう。

 とにかく、考え過ぎで悶々とすることが、一番よくないのだ。僕はもう思春期の少年ではない。適切に処理できるオトナでなければならないのだ。

 

 そして、このような取り留めのない散文をひさびさにしたためる中で、再認識したことがある。

 自分のテキストアウトプットは、どうしようもないほど分量が多い。

(ガラにもない)近況報告

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 気がつくと3ヶ月くらいこちらのブログを更新してないという状況になりそうだったので、まぁそれは別にさほど問題はないのだけど、なんとなく微妙なお気持ちになったので近況報告でお茶を濁す。

 なお、上掲画像は最新の著者近影である。存分にすこっていけ。

 

VR環境について

wasasula.hatenablog.com

 こちらからもうちょい進化した。具体的には、Vive Pro + Tracker * 7という状態になっている。

 ここまでそろえておいて特にVTuberになるつもりはない。10点トラッキングで遊びたいがための散財である。おかげで今年は預金が寒い。

 ついでに、Proはマジでよい。どのくらい良いかって、これをかぶって仮装デスクトップ空間を作り、そこでブログ更新などの文章更新を伴う作業ができる。これははっきりいってヤバい。頭部が重すぎて疲れるけど。

  ひとまずあとはOculus Questまで打ち止めでよさそう。Goは別に良いかなとも思いつつ、Amazonで国内正規取扱が始まり、これが並行輸入よりも安いときた。なのでちょっと揺らいでいる。

 ……欲を言えばOrionも試してはみたいのだが、Unity直結フルトラ環境が今すぐ必要かと言うとNo、である。

 

あちらの状況

 浅田くんの方はよくやっている。というか今年下半期は完全にあっちが主体だ。

 読者数は90超えたところで伸びなくなり、100Pv/dが関の山といった状況だが、まぁデイリーサマリというブログ内容ならば健闘といったところだろう。はてなユーザー数とGoogle人口を鑑みれば1万サブスクライブなVTuberのようなものよ(非常に怒られそうな見積もり)

 

オタクの話

 アニメはめっきり見なくなった。秋クールに入ってからは冗談抜きで1話たりとも見ていない。最後に見たのはたぶん異世界魔王。

 そのくらいVTuberに稼働を取られているということではある……いまめっちゃ楽しい。

 ゲームはぼちぼち。ひとまずピカブイはとてもヤバいギャルゲーなので遊べばいい。あと、誘われてFallout76も開始したが、本当にこれ一人ではやりたくない。Discordチャットでギャーギャーやりながら遊ぶのが今のところ正解っぽい。

 

グラブルの話

 相変わらずのクソゲーで未だにチュートリアルの終わりが見えない。しかし水だけ、ウーノ最終とカツオ剣豪構築によって、ちょっとずつ光明が見えてきた。

 現状では杉玉1、ミュル2、隠し味にパーマフロスト1という雑魚剣豪なので、杉玉をもう一つツモるか、諦めてロペ琴を粘るかの二択を迫られている。誰か天井資金をおくれ。もうヴァジラで天井したけどさ!

 とはいえ、現状でもシヴァ30連くらいならMを狙えるし、非有利も割とM圏内にいける(新石マルチやグランデくらいなら結構な確率で)ので、まぁいいかなとも思いつつ、各属性いけるところまで伸ばしたいので、黒麒麟HL30連2周目に潜ります。

 あとはアーカルムあたり。ムーンはせめて金色にしておきたい。

 

カスタムキャストの話

 これはマジですごい。エディットゲー文化とVTuberブームが激突して大変なことになっている。そしてAR外カメラ配置遊びが楽しすぎる。インカメラと合わせて、バーチャルな美少女の旅アルバム生成が捗る。

 そして、パーツ数やポーズが制限されるカスタムキャストが世に広まった今こそ、本家カスメの無尽蔵具合がすさまじいので、カスタムキャストがどツボに刺さった人間に布教したい……と思いながらも記事が書けずに今に至る。

 

Twitterの話

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 なので、自身をカスメ美少女にすることとした。上掲画像は現Twitterヘッダーである。

 こうすれば生きながら布教することができる。マグロナちゃんは「バ美肉は生けるポートフォリオ」とおっしゃっていたが、まさにその通り。これから限界自撮りでじわりじわりとカスキャボーイズ&ガールズを沼地へ送還させていきたいものである。

 

私生活の話

 これといって変わりはないが、転職を決意した。

 理由は「こんなしみったれたN○T現場に常駐はごめんだ」とか「プロパーのヤロークソったれだ」とか「いつまでも古いJavaを使う環境にいられるか」とかいろいろあるのだが、なにより年収を計算したらガチで300万しかなかったのでいよいよ悲しくなったのが応えた。

 エージェントの人曰く「こんなん転職すれば勝手に年収上がるわ」「早けりゃ12月でも内定出るぜ安心しーや」などと言われたものの、自己評価は常に低いので話半分で聞いている。

 というわけでJava4年、PHP2.5年、下流一通りやって上流もちょいやったくらいの雑魚ITドカタですが、テンカツ!はじめてます。なにかあったら連絡くれや(なにを?)

そして僕は、美少女になった。

 5月のGW、僕はViveとVR Ready PCを召し抱え、VRの門を叩いた。

 仮想の肉体。仮想の世界。全てが衝撃で、興味深く、そして興奮をもたらした。

 とりわけ、「自分ではない自分」へ変化する気分は、ただただ心地よい。いや、よりストレートに言おう。「美少女になれてよかった」と。 

wasasula.hatenablog.com

 

  しかしながら、使い込むうちに不満も感じられた。「完全な肉体」にはまだ遠い。そういう気付きがあった。頭と足の追従だけでは、まだ自在な動きがこなせないのだ。

 そして、美少女化ではなくVRゲームツールとしてViveを使い倒すようになってから、3ヶ月の時が流れ――僕はVive Trackerの調達に成功した。

 FULL-TRACKING-SYSTEM……そう、「真なる肉体」を手に入れたのである。

 

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かつてハリー・ポッターと呼ばれた男の話

 7月31日。みなさんもご存知の通り、この日は僕の誕生日である。

 そして同時に、とある人物の誕生日でもある。ハリー・ポッターだ。

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 以上の事実から「僕=ハリー・ポッター」という等式が成立するのも無理からぬ話であり、実際かつては「ハリー・ポッター」とあだ名されたこともあった。遠い学び舎の日々、純真無垢の時代。すなわち小学校のころだ。

 しかし――今の僕は、果たしてハリー・ポッターなのだろうか。

 齢を重ねて今年で27だ。グラハム・エーカー(1期)とタメになった。アムロ・レイ大尉(CCA)と同い年になるまで残り2年だ。だが、未だにフラッグファイターに就任できていないし、そばにチェーン・アギもいなければ、魔法界を救った実績も得られていない。あるのはこのブログくらいだろう。

 思えばずいぶん遠いところへ来た。ホグワーツは遥か彼方だ。もう戻ることなどできまい。戻るにはずいぶんと射精を重ねすぎた。なぜだろうか。

 

 僕がメガネをかけ始めたのは小学校3年生のころからだ。魔眼の制御が効かなくなったわけではない。テレビゲームのやりすぎだ。同じ頃、雑巾がけ競争で盛大に転倒し、永久歯の前歯2本をへし折った。今でも僕の前歯はなんだかよくわからない物質でその形状を維持している。

 いま思えば、細長い顔に不釣り合いな、いかついメガネだった。だが、その平凡なガリ勉ちゃん向けメガネと、「7月31日生まれである」という事実が、ちょうどうまい具合にハリー・ポッターと重なった。奇しくも世間では、ちょうど原作書籍が日本で流行り始め、4年生くらいのころには『賢者の石』がロードショーされた。

 僕はしばしば「ハリー・ポッター」と呼ばれ始めた。いや、「ハリーに似てる」くらいだったかもしれない。重要なのは、男女問わずそう呼び、今となっては女子からそう呼ばれたことが肝要である。

 

 幸いなことに、僕の通っていた小学校には義理チョコという文化が根づいていた。教師も良識的な人物が多く、生徒のチョコの授受に口出しをすることはなく、開放的だった。僕も他の男子の例に漏れず、義理チョコだけは定期的にもらっていた。

 特に印象的だったのは、当時女子の中でも抜きん出て背の高かったAさんだった。彼女は僕のことを定期的に「ハリーに似ているね」と言ってたように思う。そしてチョコももらった記憶がある。今でも記憶にあるのだ。おそらく潜在意識下では「目をつけていた」に相違ない――当時から性欲「だけ」は異常発達していたはずだ。

 また、当時僕は初恋も経験した。小3だ。実にマセたクソッタレの思考だろう。惚れた理由も容姿ではなく、「からかわれた時に割って入ってなにか言ってくれた」というものだった。そして失恋も経験した。女子に応援されつつ、真正面から告白し、玉砕した。しかし、特に嫌われることもなく、義理チョコだけはもらったように思う。いま思えば、そのチョコのパッケージからして、彼女はお腐れ婦女だったのではないかと思う。

 

 それきりだ。なにもかも、それきりだった。

 ハリー・ポッターだった僕は、思えば青春の渦中にあった。小学生で経験する適量のそれだったかはわからない。裏では木之本桜に欲情し、萌駅の扉を叩いたので、すでに兆候はあった。だが、女子から特別嫌われるでもなく、適度な距離で接したあの時期は、27歳の時間軸から見てみればひどく鮮やかだ。

 誠に遺憾ながら、僕は中学受験に手を染め、中高一貫男子校に歩を進めた。そして、同時期に運悪くオタク・カルチャーと衝突事故を起こした。男の中でのびのびとクソオタク文明とふれあい、クソの早稲田大学へ進学しても姿勢を変えなかった。

 その姿勢の成れの果てが僕だ。女子もない。青春(世間一般)もない。成長したのはニコ動的語彙、型月魔術への知識、コミケの実戦経験、そして性欲だ。残念なことに、それ以外はなにも成長しなかった。成長しなかったのだ。

 

 そして27歳。僕はハリー・ポッターからだいぶ遠いところに来た。グリフィンドールは遥か彼方。派遣先の職場では「若頭」と呼ばれる始末だ。

 もはや僕はハリー・ポッターと言えないかもしれない。ハリー・ポッターは射精をしないし、吉原に10万円を落としてコスプレセックスをしないだろう。

 悲しいことだ。だけども絶望することはない。僕は僕として育った。ホグワーツで魔法使いとならずとも、Twitterとはてな、そしていまはVTuberを中心としたインターネットで、すくすくと育っている。僕はハリー・ポッターにはならなかったが、魔法使いのようなものになった。それを悲嘆することはない。

 歳を重ねても、恥を重ねても、人は生きることができる。雨宮尊龍は言った。「強く生きろ」と。これからもただただ、強く生きるだけである。

 

 ただ……僕は最近、バーチャルはてなブロガーになったのだけど、それが美少年になった。美少女じゃない。しかし、様々な面で美少女が有利なのは自明である。それなのに、わざわざ美少年を選んでいる……これは当時の悔恨ではないだろうか。いまさらながら、そのような疑念が生まれつつある。

 あと、ハリー・ポッターは、果たして本当に射精しなかったのだろうか。彼も男だ。ハーマイオニーに欲情しないなどということはるまい。

 必ず……彼もトイレの個室で、射精したはずだ。それだけが、今となっては彼と僕の、ただ一つの「絆」だ。